第2章 戦争?
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俺はこういう男さ」
「記憶が戻っていくことに悪くなっているような気がするな………このまま記憶が戻らないように………」
「すいません、流石にそれは勘弁………」
「あの………もう話していいのかな………?」
そんな感じでレオと漫才じみた会話をしていると困った顔をした勇者がポツンと立っていた。
と、言うより周り撮影班もどうすればいいか戸惑っている様な感じだ。
「ああ、悪い悪い。勝利の咆哮でも何でも喋ってくれ」
「それなんて無茶振り………でも、怖かったけど楽しかったです、姫様!!またよろしくお願いします!!」
「閣下!」
「!?ハイ閣下!!」
「ワシも楽しかったぞ」
そんなレオの返事にとっても良い笑顔になる少年。
しかし………
「だから閣下はゴドウィンみたいなヒゲ親父が合う呼び方で、レオの様な女の子は………」
「やかましい」
「うごっ!?」
そう言って今度は蹴りを入れるレオ。
しかしそれだけでなく、勇者に尻尾で親衛隊長の女の子にマイクを渡せと合図を送った。
「撮影班、垂れ耳に寄れ、いい絵が撮れるぞ」
「レオ?」
そんな指示があり、俺も含め皆が親衛隊長に注目した。
「あっ………えっと………」
マイクを受け取り何かを話そうと瞬間、一斉に着ている服が引き裂かれた。
素っ裸になる親衛隊長。その場の誰もが固まった。
「あっ………うあっ………ああああああ!!」
そんな叫びの中、あの最後の攻撃のビジョンが流れる。
どうやら2人で挟み撃ちに交差した際、勇者の棒が親衛隊長の服に当たっていた様だった。
「おおおおおおおおおおおお!!!!」
男の兵士達から大きな歓声が聞こえる。
「ハハハハハハハ!!」
「………レオ、お前結構性格悪いな」
「ふん、負けたのだしこれくらいはいいだろう。しかしお前はあんまり嬉しそうじゃないな」
「俺はレオやビオレさん位大きい方が嬉しいかな………それに幼女を見て興奮する性癖は無グハッ!?」
「幼女じゃない!!私は14歳だ!!成長期なんだ!!」
マイクを投げられ、見事に顔面に当たった。
「このアホが………ほら貴様も退場するぞ………」
こうしてレイジはレオに引きずられる様にして戦場を退場したのだった………
因みに、この戦はビスコッティの勝利に終わった。
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