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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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そう言うと更にその勢いを乗せた拳で打撃と蹴りを連続で繰り出す。
「くっ!?」
「はああああああ!!」
今までのスピードよりも速いというのもあるのだが、大剣を持っていた為に、どうしても防御が遅れてしまう。
「よし!!」
そんな大悟の一瞬の隙を見逃さなかったスバルは大悟の腹に蹴りを決め、吹っ飛ばす。
「ぐうう………!!」
「この一撃で!!」
最後に右手に魔力を溜めたまま大悟に向かっていくスバル。
「これが私の切り札だ!!」
そのまま零距離からディバインバスターを放ったのだった………
「危なかった………」
零距離から放ったディバインバスター。
結果から見ればそれは外れてしまった。
「敗因は一度距離をとってしまった事かな。あのまま近い距離で撃てていれば、俺でも反応出来なかったと思う。一度距離を置いてしまった所為で俺も立て直す時間を持てたからね」
大悟は向かってきたスバルに対し逆に向かっていき、タイミングをずらした事でスバルの右拳を払って射線を変え、攻撃を避けたのだ。
「桐谷の技を真似したのはいいけど、最後のディバインバスターをもっと高速で撃てないと駄目だ。戦いが上手い人には付け入れやすい弱点だからね」
「大悟さん………がはっ!?」
呆然と説明を聞いていたスバルの首筋に手刀を入れられその場に倒れるスバル。
「先ずは1人………で、そこにいるティアナさんは撃たないのかな?」
「………気づいてたのね」
そう言うと大悟の後ろからティアナがゆっくりと現れた。
「まあ僅かながら魔力の気配がしたから。最近魔力をセーブしてきた影響なのか、普通なら感知出来ない程の魔力でも感じる事が出来るようになったんだ」
「こんなに弱点が無い相手は初めてよ………」
「光栄だね」
そう言って大剣から双銃に変えた大悟はそのままティアナに向かって剣先から魔力弾を放ったのだった………
「これで先ずは2人戦闘不能。後はキャロ達か………」
そう呟きながら大剣に戻した大悟は、空へと飛び、フリードに向かって大剣を構えた。
「させない!!」
そう言って向かってくるのは槍を構えたエリオと拳を突き出すガリュー。
「そうだった、あまりダメージを与えてなかったね」
そう優しく言う大悟だが、それとは裏腹に大剣を振るスピードはかなりのもの。
「!?」
予想以上の剣速にガリューは思わず両腕をクロスさせ、防御の姿勢をとったが、それを押しつぶすかの様に振り下ろされた大剣はガリューを地面に沈める。
「ガリュー!!」
そのまま消えるガリューを横目に、エリオはそのまま雷を帯びた
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