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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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て一番強いんじゃないの?』
『だがそれを使っているのはここ数年数回だけだ。………となると苦手なのか分かりやすい弱点があるのか………まあそれまでは分からないが、それでも使われると今の俺達じゃ勝ちようが無い』
『そうだね………』
エリオの一言でそれぞれ大悟から目を離さず頷く。
『でもそれじゃあどうするの?』
真白が少々不安そうな声で呟く。
『さっきも言ったがエリオとガリューが囮となって相手の目を引いている内にキャロとルーがフリードと地雷王を召喚。そして真白ちゃんは自身の一番威力の高い魔法を合図と同時に発射する準備をしておいてくれ。それで後は合図と共に一斉攻撃。ブーストも付加してそれで倒せなかったら俺達の負けだ』
そうきっぱり負けると宣言したエローシュに他の4人は心の中で驚いていた。
『それくらい勝ち目が薄い相手だって事さ。さて、そろそろツン巨乳姉さんとボーイッシュ巨乳姉さんが一旦下がるだろう。それに乗じて攻めるぞ』
エローシュの呼び方に突っ込もうとした皆だが、攻めると言われて頭を切り替えた。
『それじゃあ行こう、ガリュー』
そう言ってエリオとそれに頷いたガリューが駆け出したのだった………
「フリードってでかくなっても可愛いよな………」
大きな咆哮を聞いた大悟はその声の方向を見て一人呟く。
「だけど好きにはさせないさ」
そう言うと浮かび上がり、フリードの元へ向かおうとするが、
「でりゃあああああ!!」
再び向かってきたスバルの拳を受け止める大悟。
「さっきので諦めないんだね」
「まさか!!それに今回はそれだけじゃ無いですよ!!」
『マスター!!』
バルディスの声を聞いて周りを見渡すと大悟とスバルを円状に囲んでスフィアが展開されていた。
「行くわよ、リフレクトバレットコンセントレイトファイヤ!!」
そう言うとそのスフィアに向かって魔力弾を連射するティアナ。
「嘘だろ!?スバルがいるのに撃つのか!?」
「残念、そのスバルは………」
ティアナがそういう前に魔力弾がスバルに当たるが、当たった瞬間消え去った。
「幻影!?」
「目線を外した瞬間ね。取り敢えず動きは封じた………スバル、決めなさい!!」
「うん!!」
そう返事をしたスバルのローラーブーツのローラーが高速回転。
激しい音と共に土煙を巻き起こす。
「ソニックアクセル……行くよ!!」
足に貯めていたエネルギーを開放するスバル。
「なっ!?」
まるで瞬間移動の様なスピードでいきなり目の前にスバルは現れ、反応しきれない大悟。
それと同時にティアナが展開していたスフィアも消えた。
「コード麒麟!!」
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