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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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気がつかれるまでに貯めていた魔力で背中に大きな翼が出来ており、それは太陽の様にさんさんと地面を照らしていた。
「それにあれほどの高密度の攻撃………流石に不味い!!」
「地雷王!!」
大悟が次の行動を起こそうとしたとき、ルーテシアの声と共に再び地雷王が放電。
「ぐあああああああ!!」
大きな雷に叫び声を上げた大悟は地雷王を隣に投げ、剣先を向けた。
「この………スマッシャースレイブ!!」
剣を振るい、剣先から放った複数の魔力弾は全て地雷王に直撃し、地雷王はそのまま逆さまの状態で動かなくなった。
「地雷王!!」
ルーテシアが慌てて叫びながら地雷王に走る。
「ルー駄目だ!!」
「スマッシャースレイブ!!」
エローシュの言葉を聞かず地雷王に向かって駆けていくルーテシアに対して魔力弾を放つ大悟。
「エクス!!」
『無理だ!!間に合わん!!』
エクスの返事と共に、大悟の魔力弾がルーテシアに当たり、パタリと銃で撃たれた兵士の様に倒れた。
「くそっ!!!」
『落ち着けエローシュ、非殺傷設定の魔力弾じゃ死にはしない。今は目の前の敵に集中しろ!!』
「っ………!!」
イライラを押し止めて大悟に視線を戻す。
「後は空のあの子を………」
そう言って空へ向かおうとした時だった。
「待て………」
「ほう………まだ立つんだ………」
そこには気絶から目が覚めたスバルが立っていた………
「スバルさん!?」
『ほう、面白い体してるな………』
「おい、この変態、何エロい目でスバルさんを見てるんだ。それをしていいのは俺だけだ」
『お前は時々本当に将来が心配な時がある………まあいい、そんな事よりもどうするんだ?』
「決まってる、彼女のリンカーコアとの接続をするぞ」
そう言ってキーボードを展開し、高速で操作し始めた。
「リンカーコア確認………接続回路形成………よし、ブーストアップ!!」
エローシュの操作が終わるとそこに立っていたスバルに赤く光り出す。
「えっ、何これ暖かい………力が溢れてくる………」
自分の変化に戸惑いながらも溢れてくる力に拳を力強く握りしめた。
「これなら………行ける!!」
「………ブースト?補助魔法か何かか?だけどこれは………」
「でやあああああ!!」
ローラーのスピードと共に加速して大悟に向かっていくスバル。
「相変わらず直線的な動きで通用すると………!?」
大剣で向かってくるスバルに合わせ大剣を振るう大悟。
しかしその大剣は何かの衝撃でスバルに向かった剣がスバルの直ぐ右に逸れる。
「魔力弾!?」
「………決めなさいスバル………!!」
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