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第二十七話 二人のチーター
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になりそうだ。次は情報集だな。ユイ。最寄の町が何処にあるか分かるか?」

「えっと。西のほうに【スイルベーン】という街がありますね。そこが一番・・・」

ユイがシュウに説明している最中に言葉を遮ると険しい表情を浮べる。それに気付いたのかキリトが尋ねる。

「ユイ?どうしたんだ?」

「プレイヤーが近づいてきます。どうやら戦闘中のようですね・・・三人と一人です」

「おいおい。まさか集団で一人を相手してんのか?勝つためとは言うが気に入らないな。行って見るか?キリト」

「だな。そいつを助ける事が出来れば情報も貰えそうだしな」

キリトとシュウはユイの先導でその場所を案内して貰う事にした。
数分後、ユイは木の裏に止まった。その視線の先には赤い羽の火妖精【サラマンダー】の男子三人が風妖精【シルフ】の女子に空でランスを構えている光景がキリトとシュウの眼に入った。しかしキリトは減速を誤ってしまい、そのまま地面に顔を打ち込む。その音を聞いたサラマンダーとシルフはその音源に顔を向ける。

「痛ったた・・・着地がミソだな・・・これは」

「自業自得じゃねぇのか?急ぎ過ぎてたお前がどう見ても悪ぃと思うぜ?キリト」

シュウはゆっくりとキリトの横に立つと腕を掴んで持ち上げた。。

「何してるの!早く逃げて!!」

シルフの女の子が叫ぶが、キリトとシュウの耳には聞えておらずに、サラマンダーの三人と向き合う。

「ふ〜ん。重戦士三人で女の子一人を襲うのはちょっと格好悪くないか?」

「だな。そんなにPKするのが楽しいのか、単なる腰抜けなのか。まあ何れにしろ気に入らねぇ事に変わりはないか。さっさと失せな」

「何だとテメェ等!!」

「初心者がノコノコ出てきて調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」

キリトとシュウの服装は初期設定の黒と紫の服装のため、サラマンダーもそれで判断しているのだろう。二人のサラマンダーは上空に飛び上がると得物のランスを構えた。

「初心者は初心者らしくしてた方が身のためだぜ?それをここで教えてやる!!」

「お望みどおりに狩ってやるよ!!」

「危ない!避けて!!」

シルフの女の子が叫ぶと同時に二人のサラマンダーがキリトとシュウに突っ込んできたが・・・

「Too Late(遅すぎる)・・・」

ガキン!!

「えっ!?」

シルフの女の子が閉じていた目を開くと見た物はキリトは左手で、シュウは右手でランスを鷲掴み、動きを止めていた。

「う、動かねぇ・・・」

「それ!!」

「うわっ!!」

キリトはそのままポイッとランスを投げ捨てるように突っ込んできたサラマンダー吹き飛ばした。シュウは・・・

「ハア!!」

バコン!!

「グヘッ
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