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第二十七話 二人のチーター
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ム的には問題ありません。プレイ時間と比較すれば不自然ではありますが、人間のGMが直接確認しない限り大丈夫でしょう」

「何て言うか・・・これじゃビーターを通り越して、チーターだな」

シュウの言葉にキリトも同感なのかヤレヤレと首を振っていた。ここでシュウがユイに尋ねる。

「そう言えばユイはこの世界では何に該当するんだ?」

「えーと・・・プレイヤーサポート用の疑似人格プログラム【ナビゲーション・ピクシー】に分類されています」

ユイがシュウに説明をし終えると体が光に包まれ、それが晴れると小さな妖精となったユイがキリトとシュウの目の前に浮いていた。

「これがピクシーとしての姿です♪」

「おお!」

「く、くすぐったいです。パパ」

キリトは珍しいのかユイの頬を軽く突っ突いていた。シュウは「何やってんだ」とキリトを止めると尋ねる。

「今のユイには昔みたいに管理者権限はあるのか?」

「いえ。出来るのはリファレンスと広域マップデータへのアクセスくらいです」

「そうか。ユイ、実はな。この世界にアスナがお前のママがいるんだ」

「えっ?ママが?どう言う事ですか?パパ」

キリトとシュウはユイに現実世界での現状をユイに分かるように説明した。

「居場所までは分かってるんだが。世界樹・・・多分あれだろうな」

「ママが・・・あそこに」

シュウは遠くにそびえる大きな樹を指差しながら言った。
しばらく三人とも黙っていたがキリトが何かに気が付いたのかユイに尋ねる。

「そう言えば。俺とシュウは何でこんな森に飛ばされたんだ?ホームタウンに飛ばされる筈だったんだが」

「さあ・・・位置情報も破損したのか。あるいは混信したのか、何とも言えません」

「どうせなら世界樹の根元に落として欲しかったぜ。そうしたらすぐに助けに行けるのによ」

シュウの言葉にキリトは「同感だ」と言うと一旦立ち上がり、背中から黒の羽を出す。シュウも自分の紫の羽を出した。どうやら種族で羽の色には違いがあるみたいだった。

「これが羽か。俺は紫。キリトは黒か。ユイ、どうやって飛ぶんだ?」

「補助コントローラがあるみたいです。左手を立てて、握るような形を作ってみてください」

二人はユイの言う通りにやってみると左手にコントローラのような物が握られていた。

「手前に引くと上昇、押し倒すと下降、左右で旋回、ボタン押し込みで加速、離すと減速となっていますね」

ユイにレクチャーしてもらいながらキリトとシュウはゆっくり飛んでみた。初めは慣れない事やるのでフラフラとぎこちない動きをしていたが数分もすると慣れた始めたのか動きが良くなった。そこは二人のゲーム脳のお陰かもしれない。

「これは気持ち良いな。癖
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