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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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ザークに問う。
「何かに似ていないか」
「何か!?」
「そうだ、バルマーにしろそうだが似ている」
「何にですか?」
ニコルもそれに問う。イザークは考古マニアなのでこうしたことには詳しいのだ。
「それは」
「ヘブライか」
ピートが言ってきた。
「ヘブライ!?」
「というと」
言わずと知れたユダヤのことである。彼等は今そこに気付いた。
「まさかとは思うが」
「イルイもバルマーも」
何か関連があるのでは、と誰もが思った。しかし確証はない。彼等はまだ戦いが残っていた。それをまずどうにかしなければならなかった。
「誰も見たことがなければ記録の残りようがないわね」
ミサトはいぶかしむものをとりあえず収めてこう言ってきた。
「クストースはガンエデンの命令を受け地球を守る為に」
リツコが述べる。
「同じ目的を持つロンド=ベルを手助けする為に行動を開始したのね」
「けれどよ」
ミサトがそれに反論する。
「イルイは地球を結界で封印して外界から遮断すると言っているわ」
「そうね」
「つまりそれは地球を防衛する為の究極的な手段ということになるわね」
「人類補完計画と同じく」
そこもまたヘブライがルーツだ。あらゆるものがそこにあった。
「簡単に言えばバリアとなります」
シュウは今度はこう説明してきた。
「異星からの侵略者を地球へ寄せ付けない為の」
「侵略者」
「バルマーや宇宙怪獣を」
それを聞いて皆残った敵を見る。彼等はまだ健在なのだ。
「中に入れないことには侵略活動のしようがありません」
シュウはまた告げる。
「異星人の中には空間転移技術を保有する者達もいますがガンエデンの結界とはそれすらも防ぐ強力なものだと思われます」
「ならばその結果の中にいる者は
「当然ガンエデンの許しなく外へ出ることは出来ません。そして」
さらに言葉を続ける。
「クストースが異星人を攻撃したのは彼等の目的が地球の侵略だったからです」
「それでは他の勢力に対しても」
「そうです」
シュウはリツコの言葉に頷く。
「これもまたロンド=ベルを守る為。そしてガンエデンが地球の守護者として相応しいのが地下勢力ではなく」
「私達だと」
「そうです。私達の方だと判断したからでしょう。
「そしてそれを行ったのは」
「少女の姿をしたイルイだったというわけね」
ミサトとリツコもそれに気付く。あらゆるものが結び付いてきていた。
「しかし」
ここでシーラは己の疑念を述べてきた。
「あの娘は何故私達に接触を」
「それは君達に実績があったからだろう」
大河はそうシーラに告げた。
「実績ですか」
「ロンド=ベルの大半のメンバーはかつてのバルマー戦役に参加し地球を守る為に戦って勝利した。だから彼女が地球の守護者として君達を選んだ理由
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