第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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ど、どうして!?何のために!?」
「私達と」
最初に出会ったアイビスとツグミは驚きを隠せない。スレイもまた。
「どういうことなのだ、これは」
「貴女達が正しい心を。この星を護るに相応しい力を持っているかどうかそれを知る為に」
「その為に」
「私達と」
「そして私は貴方達から教えられました。人の心の絆を、愛を」
ガンエデンとして語る。心に直接。
「私は知りました。貴方達が数々の試練を乗り越え幾多の外敵と戦ってきたことを。私は見ていました貴方達が数々の苦難を乗り越え多くの人々を護ってきたことを」
「イルイは私達のことを見守ってくれていたのね」
フォウには今それがわかった。カミーユがそれに頷く。
「ああ。だから今まで一緒にいたのか」
「それでクストースで俺達を助けてくれた」
「誇り高き勇者よ」
凱に送る言葉であった。
「私は貴方達と出会えて嬉しく思っています。貴方達の優しい心に触れられて幸せに思っています」
「イルイ・・・・・・」
「貴方達こそ、この星を護る為の剣。力なき人々の盾。私の代わりに地球を護ってくれて本当に有り難う。地球の守護者ガンエデンとして心の底から感謝します」
「何言ってんだ、当然のことをしただけだ」
ビアル星人である勝平の言葉である。
「それだけさ」
「貴方達の戦いは終わったのです」
ガンエデンとしてまた告げてきた。
「!?これは」
ショウはすぐに気付いた。
「イルイちゃんの念が強まっていく。これは」
「これからは私が貴方達の代わりに地球を護ります」
「地球を護るって君がか!?」
「はい」
万丈に答える。
「これからは」
「若しかしてクストースが」
「ええ。私の僕達とガンエデンが。この星を永久に封印します」
「!!」
「どういうことだ!?」
クスハは驚きを隠せない。ブリットが問う。
「バラルの園を中心としガンエデンが作り出す結界によってこの地球を外界から完全に遮断するのです」
また語る。
「そうして地球を」
「遮断・・・・・・外界から!?」
「ええ。ガンエデンの結界によりあらゆる外敵から地球を護ります。誰も寄せつけず外界に行かせず。ガンエデンの加護によってこの星は最後の楽園となるのです」
「イルイちゃん、私達を地球に閉じ込めるつもりなの!?」
ゼオラが問う。
「それだと」
「まさか」
アラドはそれを効いて顔を強張らせる。
「そんなことが」
「そう、永久に」
しかしガンエデンはそれに頷く。
「この地球を」
「それが本当の平和なのさ」
それまで暫く黙っていた孫がまた言ってきた。
「この地球にとってね」
「そんな馬鹿な!!」
「それは・・・・・・」
「私はイルイ=ガンエデン」
言葉を詰まらせる一同に対してまたそれを告げる。
「地球の守護者
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