第百六十話 何時か星の海へ
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が笑顔でそれに応える。
「マイクも麗雄博士のために思いっきり盛り上げちゃうもんね!」
「諸君、グラスを取ってくれ」
大河がここでまた言う。
「ここからは祝勝会だ」
「じゃあ皆」
ミサトも声をかける。
「ここは笑顔でね」
「おう!」
火麻がそれに応える。
「食い物も用意してある。これで英気を養ってくれ!」
「では大河長官」
大文字はグラスを片手に大河に声をかける。
「乾杯の挨拶を」
「うむ」
大河もそれに応えてグラスを持って言う。6
「我々と地球圏の前途を祝し、乾杯!!」
「乾杯−−−−−-っ!!」
皆歓声と共に飲みだす。その中でクインシィが言った。
「あの長官にしては短い挨拶だったな」
「そうだな」
それにジョナサンが頷く。
「クソ真面目な挨拶が十五分は続くと思ったがな」
「ま、たまにはいいじゃねえか」
火麻が二人に対して言う。
「短いのもな」
「そうだな」
それにシラーが笑顔で頷く。彼女もグラスを右手に持っている。
「挨拶が長いとビールの気が抜けるしな」
「やっぱりこういうのは飲まないとね」
ミサトはもうビールを飲んだくれていた。
「ねえマリュー」
「そうそう」
マリューも笑顔でそれに同意する。
「飲んでこそだしね」
「ほらほら、エリスも飲むんや」
「遠慮は要らないわよ」
「は、はあ」
エリスはタータとプルシラに囲まれて困惑した顔を見せていた。
「飲んでますけれど」
「火星みたいに赤くなるまで飲まんとな」
「火星、ですか」
「そう、貴女は火星」
プリシラがエリスに言う。
「そうなってるのよ」
「あらあら、三人揃って」
そこにサフィーネもやって来た。
「飲んでるわね、上機嫌で」
「貴女もね」
プリシラはそのサフィーネにも顔を向けて楽しそうに笑う。
「折角ミサトもいるんだし一緒にね」
「そうね、何か私達相性がいいし」
サフィーネもまんざらではない。何故か彼女達は相性がいいのだ。
「今日は楽しく」
「飲むで!」
「あの五人馬合うわね」
「マリューさんも入れてね」
シンジがアスカに答える。
「何か悪くない雰囲気だよ」
「そうね。そういえばあんたも最近イーグルさんと中いいわね」
「うん、それはね」
自分でもそれを認める。
「話していて気が合うんだ、自分でもよくわからないけれど」
「雰囲気似てるわよ」
アスカはこう述べてきた。
「何かね」
「ううん、よく言われるね」
「そうよ。正直羨ましいわ」
アスカは真顔で言ってきた。
「そういうのって」
「あとプレセアちゃんとサンユン君とか。何か相性がいいみたい」
「いいわね、そういうのって。何かあたしそういう相手いないから」
腕を組んで不満な顔を見せる。
「正直いいと思うわよ」
「ど
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