第百六十話 何時か星の海へ
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!」
「了解。それじゃあ!」
ミオが出ようとする。しかしそれよりも先に。
「気を着けろ!」
雷牙博士が彼等に言う。
「三年前、球に飛来したEI−01は彼女の身体にゾンダーとは異なる全く新しい種子を埋め込んでいた」
「三年前にかよ」
マサキはそれを聞いて顔を顰めさせる。
「何て奴なんだ」
「擬態」
博士はまた言う。
「その種子は体内の中枢神経に成りすましGストーンのエネルギーにも屈指ない無敵の機界生命体に成長するようじっと待っておったのだ!」
「そのようですね」
シュウは博士のその言葉に頷いていた。
「つまりそれは」
「まさに機界新種!」
博士は叫ぶ。
「言うならばそれだ!」
「三一原種を越えた存在か!!」
「そうだ、果たして勝てるかどうか」
「うだうだ言ってる暇はねえ!」
しかしここでガンダムの三人が飛び出た。
「相手が何であれ潰すだけだ!」
「必殺!」
「・・・・・・潰す」
三人はそのまま突き進む。そうして一斉攻撃を浴びせた。
「これでまずはダメージを与えてよ!」
「護!その後は」
「任せた」
「えっ、あいつ等ひょっとして」
リューネは三人の一見すると後先考えてはいない攻撃を見てふと気付いた。
「命さんのことわかってるんだ」
「そのようだな」
ヤンロンがそれに頷く。
「あれはあれで」
「意外だな、あいつ等が」
マサキもこれには流石に驚いていた。
「てっきり命さんごと何も考えずにやるつもりかと思ったけれどよ」
「確かに」
「あの三人だからニャア」
シロとクロもそう考えていた。流石と言うべき三人への信頼であった。
「やれるか!?」
次にマサキはこう思った。
「今のあいつ等なら」
「どりゃあああああああああああああっ!」
「滅殺!」
「・・・・・・止まれ」
三人はそれぞれのありったけの攻撃を浴びせる。一機で破壊的な戦力を見せる三機のガンダムだ。その三機の攻撃を受けては要塞ですら持たない。しかしここで異変が起こった。
「!?」
「何が起こったんだ!?」
三機のガンダムは急に機能を停止した。皆それを見て唖然とする。
「な、何が起きたんだ!?」
「と、止まった!?」
カガリとシンが言った。
「モビルスーツが機能を停止したんだ!」
キラが二人にそう説明する。
「間違いない、これは!」
「そんな馬鹿な!」
光がそれを聞いて言う。
「モビルスーツが急に」
「けれど光、これは」
「え、ええ」
海と風もまた驚きを隠せない。その顔で光に述べる。
「これはどう見ても」
「間違いありませんわ」
「奴に精気を吸い取られたようじゃな」
アスカはその切れ長の目を鋭くさせて言ってきた。
「あれは」
「というと吸血鬼ですか?」
タトラがそれに問う。
「そう
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