第百六十話 何時か星の海へ
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ろうとしていた。
「何だ?」
末男が最初にそれに気付いた。
「空から何か落ちてくるぞ」
「若しかしてギャレオリア彗星かな」
「何言ってんのよ」
レイコが数納に対していつもの知ったかぶりの顔で得意そうに言う。
「彗星は地球の近くを通るだけで落ちてきたりなんかしないわ」
「じゃああれは?」
「あれって?」
「ほら」
皆華の言葉に上を向く。すると何かが降ってきた。
火の玉が落下する。東京に激震が走る。
「うわっ!」
「きゃっ!」
そして二つのマシンが姿を現わした。そのうちの一つはギャレオンであった。
「GGGのメカライオンだ!」
末男が皆に言う。
「どうしてここに」
「それよりもあれよ!」
レイコはもう一つを指差していた。
「何なのよ、あれは!」
「な、何だよあれ!?」
数納もそれを見て言葉がない。それは見たこともないものであった。
「あっちの緑の球は」
「駄目だ華ちゃん!」
ギャレオンから護が言ってきた。
「護君!」
「あいつは、あいつは皆殺される!」
「皆!?」
「うん、下がって!」
そう皆に言う。そのうえでギャレオンにも声をかける。
「ギャレオン!僕は皆を助けに行くから!」
そうギャレオンに告げる。
「ここは頼むよ!」
「ガオオオオオオオン!」
護は一人その緑の禍々しい光に向かう。彼が戦いはじめた時大空魔竜もまた東京に到着した。しかしそれが限界であった。
「博士、大空魔竜もここまでが限界です!」
操縦をしていたピートが大文字に言う。
「残念ですが・・・・・・」
「くっ、何ということだ」
サコンが艦橋で舌打ちしている。
「大空魔竜のエネルギーまでもが奴によって無力化されるとは!」
「動ける機体は直ちに出撃せよ!」
大文字はその中で何とか運び込んできたマシンを出撃させる。といっても持って来れたのは四機の魔装機神とヴァルシオーネにネオ=グランゾン、そしてオルガ達三人のガンダムだけであった。
「チッ、俺達だけかよ!」
オルガは出撃してまずは悪態をついた。
「何か今回は寂しいな、おい!」
「そうか!?僕は楽しくて仕方ないね!」
クロトはまた別の考えであった。
「相手が誰でも抹殺するだけだからね!」
「どうでもいい」
シャニもまた違っていた。
「うざいから倒す」
「大丈夫なの、これで」
テュッティはそんな三人を見て眉を顰めさせる。
「相手は増えるかも知れないし」
「何とかするしかない」
ヤンロンがそれに答える。
「その為に急いで来たのだしな」
「後で援軍が来ないかな」
リューネはそれを考えていた。
「敵のね。まあ来たら来たでこっちにも考えがあるけれど」
「何はともあれ頼む!」
大文字は彼等にまた声をかける。
「何としても止めるのだ!いいな諸君
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