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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百六十話 何時か星の海へ
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・・・・って何だよ皆」
同じテーブルにいたミネルバの面々が自分から離れているのに気付いた。
「何か来たのかよ。急に」
「さて、覚悟はいいか」
また後ろから声がした。
「今までの言葉、捨ててはおけぬ。容赦はしない」
「何だよ、あのおばさんみたいな話し方でって」
「シン、後ろ後ろ」
離れているルナマリアがシンに対して言ってきた。
「もう手遅れだけれど」
「こうなったら」
「!?メイリンまで何だ?」
いい加減妙に思って首を傾げさせる。132
「何かあるのかよ」
「あの、だからさ」
また横からキラが言う。
「今すぐ・・・・・・ってうわああっ!」
「うわああっ!?」
いい加減気になり後ろを振り向く。するとそこには鬼がいた。
真っ暗なシルエットで目だけが光っている。そのシルエットはハマーンのものだった。
「さて、少年」
ハマーンはシンに問う。
「言い残す言葉はあるか?」
かくして席は地獄絵図となった。後には全身ボロ布のようになり果てたシンだけがいた。
「あれ!?」
ここで護はふと気付いた。
「命姉ちゃんは?」
「あれ!?そういえば」
「いないも」
アカリとクマゾーもそれに気付く。
「ああ、命さんなら医務室だよ」
ケン太が言う。
「医務室!?」
「うん、身体が疲れてるらしくて。それが凱さんと一緒に」
「そうだったんだ」
「それがどうかしたの?」
「いや、何でもないよ」
不吉な顔をしたがそれは一瞬のことだった。
「気にしないで」
「うん」
(けれど)
しかし彼は心の中で思った。
(何だろう、嫌な予感がする。気のせいかな)
だがそれは気のせいではなかった。医務室では異変が起こっていた。
「命!」
凱は命に対して叫ぶ。
「どうした、命っ!?」
「・・・・・・・・・」
命は答えない。だが何かが蠢く音がした。
「み、命に何が起こっているんだ!?」
何かが光った。そして命は何かに変わっていた。
それは機界新種だった。人からそれになってしまったのだ。
「命!!」
「・・・・・・・・・」
凱の言葉にも答えない。しかし凱は叫ぶのだった。
「命ぉぉぉぉぉっ!!」
パーティーは一転して騒ぎの場となっていた。場所は赤く点滅し皆異変を察し身構えていた。
「状況はどうなっている!?」
大河が猿頭寺に問うていた。
「変容した卯都木隊員は格納庫からGGGディビジョン艦を奪い地球へ降下しました!」
「その間、止めに入った凱や氷竜達は彼女に触れられた途端異常なエネルギー低下に見舞われまシタ!」
「何っ!?」
続いて述べられたスワンの言葉に目を瞠る。
「分析の結果彼女に触れられた物質は無機、有機に関わらず全ての機能を停止する模様!」
今度はスタリオンが報告する。
「要するに死んじま
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