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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百六十話 何時か星の海へ
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に声をかけていた。見れば彼等もかなり楽しんでいる。
「そう言えば健一達の親父さんとエリカさんが地球へ戻っているらしいな」
「ああ」
一矢は隼人の問いに頷いてきた。
「俺達より一足先にな。何でも安全評議会に話があるらしい」
「相変わらず忙しいみたいだな、親父も」
一平はそれを聞いて言う。
「これは一矢との結婚はまだ先かな?」
「それは全てが終わってからだ」
一矢は真面目な顔で言う。
「地球とバームの脅威を全て叩き潰してからだ」
「そうか」
「ああ、まずはそれからだ」
そう健一にも答える。
「エリカとのことはな」
「けんどやっぱり凄いでごわす」
「何が?大次郎」
めぐみが彼に問う。
「いんや、一矢どんの覚悟。そうはできもうさん」8
「そうなんだよな、一矢さんやっぱり凄いよ」
「俺は別にそんなつもりはないけれどな」
そう日吉にも言う。
「俺は別に」
「何を言っている、御前程強い男はそうはいない」
京四郎が彼に言ってきた。
「俺も脱帽した、流石にな」
「そんな、俺は」
「いえ本当よ。お兄ちゃん何があってもエリカさん諦めなかったじゃない」
「ナナ」
今度はナナが言う。
「だからきっと最後までね。いいわね」
「ああ、わかった」
一矢もそこまで言われてようやく頷いた。
「じゃあやってやる、きっと地球とバームを」
「ああ」
「頑張ってね」
一矢もまた決意を固めていた。その頃ミネバはハマーン達と共にいた。ハマーンは紫のドレスを纏っている。かなり大人の雰囲気をする服装であった。
「ねえハマーン」
ミネバはハマーンに声をかけてきた。彼女はネオ=ジオンの軍服のままである。
「今日はフルーツなのね」
「はい」
ハマーンは畏まってミネバに応える。
「如何でしょうか。この料理は」
フルーツポンチやケーキが置かれている。ミネバはそれ等のお菓子を楽しそうに食べている。
「いいわ。また腕をあげたわね」
「有り難き御言葉」
また礼を述べる。
「そう言って頂けると何よりです。ただ」
「ただ。何なの?」
「ミネバ様、その御言葉は」
「ええ、変えてみたの」
そうハマーンに答える。
「皆に言われて。どうかしら」
「それは少し」
ハマーンは少し難しい顔をする。
「もうジオンはなくなったのよね」
「え、ええ」
戸惑いながらそれに頷く。
「それはそうですが」
「だからよ。ハマーンももう私に仕える必要はないのよ」
そうハマーンに言ってきた。
「ハマーンはハマーンの道を歩めば」
「いえ、ミネバ様」
しかしハマーンはここでにこりと笑ってみせてきた。そうしてまた言う。
「私はミネバ様の御側にいたいのです」
「私の?」
「そうです。ネオ=ジオンの主であるミネバ=ザビではなくミネバ=ザビ様御
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