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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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「待たせたな、命!!」
凱だった。ガオガイガーは今原種との最後の戦いの為に姿を現わしたのだった。
「あ奴、生きていたのか!?」
「俺は倒れん!」
凱は原種を前にして叫ぶ。
「勇気ある誓いある限り!!」
「凱、ザ=パワーの力を借りるのだ」
「父さん」
「お行きなさい、凱」
「母さん、わかった!」
今二人の言葉を受ける。そうして今大いなる力をその身体に宿す。
「その力で勝利を掴め」
「ああ!」
「でも気をつけて。ザ=パワーにおぼれてはいけませんよ」
「わかっているさ、母さん」
今凱の全身に力がみなぎる。緑の聖なる力が。
「父さん、母さん、カイン!貴方達の子供の戦いを最後まで見守っていて下さい!」
「この力、まさか!?」
「うおおおおおおおおっ!!」
凱の全身に力が宿る。その中で彼は己の全てを発揮するのだった。
その力で腕原種を撃つ。それで一気に吹き飛ばす。
「ぐうっ!!」
「腕原種!」
その腕原種に叫ぶ。
「これ以上御前達の好きにはさせない!!」
「が、凱!!」
「ガオガイガー、復活したのか!!」
命と牛山がそれを見て叫ぶ。それは今までのガオガイガーの力をも凌駕していた。
「どうやら、ザ=パワーを味方につけたようですね」
そこにネオ=グランゾンがやって来た。そしてシュウが言う。
「シュウ!」
「あんたも無事だったみたいね」
「あの程度では。私は倒れませんよ」
マサキとリューネに笑って述べる。
「そうかよ。しかし今の凱は」
「はい」
またマサキに答える。
「宇宙にある偉大なパワーの一つザ=パワーを得たのです。おそらくはカインの手により」
「カインのか!?」
「そうです」
今度はヤンロンに答える。
「カインが彼を認めたのです。そして人間の為に」
「ガオガイガーに力をね。そうなのね」
「ええ。今の彼は無敵です」
テュッティにも述べる。
「心が備わっているからこそ。だから」
「だから・・・・・・今だっ!」
凱自身が叫んだ。
「今が勇者の力を見せる時!決着の時だ!」
「そうだ、その通りだ!」
シンが彼の言葉を受けて叫んだ。
「俺達の力で原種を倒すんだ!」
「よし、私も!」
「カガリ、君もか」
アスランは意気高らかにシンに続くカガリに思わず問う。
「行くのか、この戦いに」
「行かなくてどうする!」
「そうだ!」
またシンが言う。
「この時こそ戦いの時だ!何があろうとも勝つ!」
「私もこの戦いに全てを捧げる!だから!」
「よし、わかった」
そのシンとカガリの心を受けて微笑む。彼もまたそれに続く。
「やれやれ」
三人の言葉をクサナギの艦橋で聞いていたアズラエルは思わず苦笑いを浮かべた。
「厄介ですね。こうした熱血な雰囲気は」
「そうですか?私は
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