第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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ロンド=ベルは総攻撃に入る。まずは前面のゾンダー達を掃討にかかる。
「これだけ数がいれば」
ナンガは照準を合わせることなく攻撃を繰り出していた。
「外れることはない。なら!」
ラッセもだ。ロンド=ベルは当たるを幸いに攻撃を繰り出していた。
「サンユン、前じゃ!」
アスカはその中でサンユンに指示を出していた。
「撃て!遠慮はいらぬ!」
「はい!」
「こちらもです」
イーグルも指示を出していた。
「前面の敵に一斉射撃です」
NSXの火力を最大限に使って攻撃を浴びせる。これでゾンダー達はかなり数を減らした。しかし原種達はまだまだ健在であった。
「さすがは機界三一原種」
ミリアルドはトールギスの派手な攻撃を繰り出しながら言う。
「そう簡単には倒れんか」
「長官!」
ここでスタリオンが大河に報告する。
「クラインスペースでの戦闘による消耗が予想以上に響いています!」
「むうっ!」
「敵のエネルギー総量はこちらを遥かに上回っておる!」
雷牙博士も言う。
「このままではいずれ押し切られるぞ!」
「数だけで決まる戦いではないということか」
「おいおい、ここまで来てかよ!」
「まだだ!この程度で!」
トロワ、デュオ、ウーヒェイも目の前の敵を次々に倒す。しかしそれでも敵は減りはしないのだった。
「あいつ等のエネルギーを何とかする方法はねえのかよ!?」
イサムがたまりかねたように言う。
「このままじゃマジでやばいせ、おい」
「これは定められた運命だ」
腕原種がここで彼等に告げる。
「そして機界昇華こそが御前達有機生命体を絶滅から救う唯一の方法なのだ」
「絶滅?」
「そう」
ガルドの言葉に応えてさらに言う。
「言うなれば有機生命体の補完だ」
「補完!?」
「それどういう意味よ!?」
「災厄の時は近い」
シンジとアスカに応えてまた言う。
「御前達がそれから逃れるには機界昇華しかない」
そしてさらに言葉を続けてきた。
「か弱き者共よ我々は御前達に救いの手を差し伸べているのだ」
「そういうのはな、大きなお世話ってんだよ!!」
甲児が言い返す。しかし腕原種の言葉は続く。
「だが時が経てば経つほど御前達は疲弊していく。それが有機生命体の限界なのだ」
「ふざけるな!それでも」
「俺達は御前等を倒す!」
凱と宙が言い返す。その時だった。
獅子王博士のシャトルであった。木星の真上に来ていた。
「む?」
「と、父さん!」
「諦めるな凱!」
博士は凱に叫ぶ。
「勇気ある者の誓いを思い出せ!」
「悪あがきを!!」
だがそこに腕原種の衝撃波が来た。それでシャトルは無残に破壊されてしまった。
「と、父さん!!」
「麗雄!」
「博士ぇっ!!」
護もそれを見て叫ぶ。だが全ては間に合わなか
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