第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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」
戒道の声がいささか絶望が混ざったものだった。
「もうザ=パワーの流れを止めることは出来ない」
「でも・・・・・・でもっ!」
「心配ない」
しかしここで戒道は穏やかに笑ってみせてきた。それは友に見せる笑みであった。
「地球の皆を頼む」
「わかった、だから」
護はその言葉を受けたうで戒道にまた言う。
「戒道も死なないで!!」
「ジェイ、アルマ」
トモロが二人に言う。
「わかっている」
二人はそのトモロに対して頷いく。三人の心は一緒だった。
「我々は最後まで一緒だ」
「僕等の目的はこれで達成される、これで」
今Zマスターが爆発する。戒道がその中で最後に思ったのは。
(母さん・・・・・・)
母のことだった。今爆発の中に消える。
「ジェイ!!」
「戒道ぉぉぉっ!!」
凱と護が叫ぶ、今その中に彼等は消え去った。
「我は滅ぶ」
Zマスターはその爆発の中で呟いていた。
「だが・・・・・・」
炎の中に消えていく。そうして消え去ってしまった。
「Zマスターが!!」
「Zマスター、消滅していきマス!」
大河が叫ぶとスワンが報告してきた。それを見て凱は護に声をかけてきた。
「護!」
「うん、二つの力を一つに!」
凱に頷く。そうして。
「ゲム=ギル=ガン=ゴー=グフォー・・・・・・ウィータ!!」
マスタープログラムが消え去った。これで完全にZマスターが消え去ったのだった。
「マスタープログラムの浄解を確認!」
「木星からのエネルギー反応、消えました!」
スタリオンと牛山が言う。
「作戦終了か」
大河はその報告を聞いて呟く。
「これで」
「ああ」
雷牙博士もそれに頷く。
「僕達の勝利だ!」
「これで地球は救われたか」
「ハイ」
大河に対してまたスワンが言う。
「地球圏のゾンダー粒子も消滅したそうデス」
「よっしゃあ!!」
「GOODJOB!」
豹馬とハッターが叫ぶ。ちずるも胸を撫で下ろした。
「大変だったけれど」
「何とか終わったでごわす」
大作もそれは同じだった。
「ふ〜っ、やれやれ。一時はどないなるかと思たで」
「全くですね。今回は流石に僕も予測がつきませんでした」
十三に小介が告げる。頭脳派の彼ですらそうだったのだ。
「けど、良かったですよ」
「そうだな」
ムウはキラの言葉に頷いた。
「わざわざ木星まで来た甲斐があったな」
「正直木星と合身したZマスターを見た時はさしもの俺も冷や汗かいたが」
真吾も胸を撫で下ろしている。
「何とかなるもんだ」
「そうね。これも正義の味方の特権かしら」
「俺的にはダークヒーローも悪くないかなって思ったりして」
そのうえでレミーもキリーもいつもの軽口だ。だがそれを言うだけの価値はあった。
「図体とパワーだけで俺達を倒
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