暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十三話 宇宙の渦
[5/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
せん!」
ウッソはその言葉を否定する。
「カテジナさんはカテジナさんです!だから!」
「黙るのよ!」
「うっ!」
叫んでウッソを黙らせてきた。
「その言葉もこれで最後よ!」
「カテジナさん!」
宇宙の渦で果てしない戦いが続く。カミーユもまたジェリドと戦っていた。
「壁を越えるかどうかは」
ジェリドはカミーユと戦いながら一人呟いていた。
「ここでわかる!カミーユ!」
カミーユに対して叫ぶ。
「御前をここで越えてやる!何があってもな!」
「ジェリド!どうしても御前は!」
「そうだ!御前が壁なら!」
ジェリドは凄まじい形相で彼を睨み据えていた。
「俺はその壁を越える!何度でもな!」
「壁なんてないんだよ!」
カミーユはそうジェリドに言い返した。
「人間は壁じゃない!人間でしかないんだ!」
「黙れ!」
ジェリドはカミーユのその言葉を否定した。
「俺は御前に出会ってから先に進めなくなった!それが壁でなくて何なんだ!」
「それは御前が何も見えていないだけだ!」
「何っ」
ジェリドはその言葉に一瞬動きを止めた。
「どういうことだ、それは」
「人間は壁があっても前に進める!心さえ見えていれば!」
「心さえあれば」
「御前はそれがわかっていないんだ!だから!」
距離を開けてきた。その両手にメガランチャーを構えてきた。
「前に進めないんだよ!」
「俺が何も見えていないだと。この俺が」
ジェリドはカミーユの言葉に心を奪われたその時だった。
「周りを見ろ!ジェリドーーーーーーーーっ!」
メガランチャーをジェリドのジ=オに放つ。それで一気に吹き飛ばすつもりなのだ。
「うおおおおおおおおおっ!」
「チィッ!」
すぐ我に返りかわそうとする。だがかわしきれるものではなかった。
ジ=オは吹き飛ばされた。爆発こそはしなかったが大破した。戦闘不能なのは明らかだった。
「俺は・・・・・・何も見ていなかったというのか」
そのコクピットの中で一人呟く。カミーユはゼータツーを変形させて何処かへと向かった。それを見送りながら一人動かなくなったジ=オのコクピットに残ったのであった。
シーブック、セシリーとザビーネ、ドレルの戦いは熾烈だった。しかし次第にシーブック達の方が優勢になってきていた。
「ザビーネ、これで!」
シーブックはビームサーベルを大きく振り被ってきた。
「終わらせてやる!」
既にベルガ=ギロスの左腕はない。戦いの中で切り落とされていた。そのうえダメージが蓄積され動きも鈍くなっていた。それはドレルのベルガ=ダラスも同じであり二人の敗北は濃厚となっていたのだ。
しかしそれでも二人は戦っていた。ザビーネは振り被ったシーブックに対して問うてきた。
「一つ聞きたいことがある」
「何だ?」
「べラ様はそこ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ