暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十二話 ゼダンの門
[12/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いた。だがこれによりティターンズが動揺したのは事実であった。そしてそれを見逃すロンド=ベルではなかった。
「小賢しい」
ハマーンは敵の中でファンネルを縦横に操っていた。その嵐の如き攻撃でティターンズのマシンを次々に屠っていく。
その中でジャマイカンの乗るアドラステアに気付いた。そこにファンネルを集中させてきた。
「散れ!俗物があっ!」
忽ちのうちにアドラステアを取り囲み全ての方角から攻撃を浴びせる。それで瞬く間に屠ったのであった。
「こ、こんなところで死ぬわけにはいかんのだ!」
ジャマイカンは沈みゆく船の艦橋で叫んでいた。既に炎に包まれ撃沈は時間の問題であった。
「ティターンズが地球圏を再び・・・・・・うおおっ!」
炎に包まれ消えていく。アドラステアは中央で真っ二つに折れ炎の中に消えたのであった。
「アドラステア撃沈です!」
「くっ、ダニンガン少佐は!」
「戦死されました!」
「おのれ・・・・・・」
バスクはその報告を受けて歯噛みした。
「ここに来て・・・・・・」
「敵のモビルドールが迫っています」
しかしそうしている時間もなかった。そこにまた報告が入って来たのだ。
「迎撃に向かわせろ」
すぐに指示を出す。
「今ここにいる全てのモビルスーツをだ。いいな!」
「は、はい!」
バスクの剣幕に押されて慌てて頷く。そうして今残っている全てのモビルスーツが送られたのであった。
ドゴスギアに向かっているのはヒイロ達であった。彼等は一直線に二隻のドゴスギアを目指していた。
「敵が来たわよ」
ヒルデが他の者に伝える。
「どうするの?」
「案ずることはない」
それにミリアルドが答える。
「ヒイロ」
彼に顔を向けて通信を入れてきた。
「ここは私達に任せろ。いいな」
「いいのだな、それで」
「ああ」
ノインも答える。
「私達だけで充分だ。だからだ」
「わかった」
「僕達も残ります」
「三人でいけるな」
カトルとトロワも残ることになった。デュオはそんな彼等に対してまた声をかける。
「おいおい、三機でやれってかよ」
「充分過ぎるな」
しかしウーヒェイがここで言った。
「二隻の戦艦が相手ではな」
「おい、ウーヒェイ」
「ウーヒェイの言う通りだ」
ヒイロも彼に賛成してきた。
「ならばここは」
「ちぇっ、わかったよ」
二人に言われてはデュオも頷くしかなかった。
「じゃあ行くぜ」
「お任せします」
「そのかわり後ろは任せろ」
「せめてトロワだけでも来てくれねえかな」
デュオは先に向かいながらもそうぼやく。
「あれだけのデカブツなんだからよお」
「デカブツでも何でも倒す方法は幾らでもある」
ウーヒェイがそう告げる。
「俺は右だ」
「わかったよ。じゃあ俺は左だ」
すぐに左右に散
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ