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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第七話        『ジュエルシード探索。そして失敗…』
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選手達はまぶしい目で見ていたが当然シホは気づかなくて桃子と一緒に料理作りをしていた。
いつまでも見ていたい衝動に駆られていたが…士郎のニコニコとした威圧の笑みに震えていた為、萎縮していた。

少ししてサッカーチームは解散し、桃子にももう大丈夫という指示をもらったのでシホはなのは達の元へ戻った。
それからシホも遅れて食事を取った後、日常の会話を楽しんでいたが、アリサとすずかは用があるらしく、お別れの挨拶をして士郎とシホ、なのは、ユーノ、フィアットは帰宅した。
そしてすぐさまなのはは疲れがどっと出たらしく着替えて少し横になっていると言うので、

「それじゃユーノ? レディの着替えだから出て行きましょうね?」
「そうよ、兄さん?」
「わ、分かってるって…!」

シホに掴まれたユーノはなのはの部屋を退出した。
そして退出後に一同はシホの部屋に集まっていた。

「でも、やっぱり慣れない魔法を行使するのは大変よね? なのはの様子を見れば一目瞭然だし…」
「はい。知識も何も無く魔法を使うのは相当な負担になりますから…」
「兄さん。落ち込んでいてもしょうがないでしょ? 今は私達でできることをサポートしなきゃ、でしょ?」
「そう、だね。ありがとう、フィア」

一応は元気を取り戻したユーノだが、一方でシホも悩んでいた。

「はぁ、せめて私の“これ”の使い方が分かれば、なのはだけに負担を背負さなくて済むのにね…」

胸のサファイアに染まった宝石を手にしながらシホは悩んでいた。
今現在シホは封印の出来る術を持っていなかったのでどうしても援護だけになってしまっているのが現状。
シホの根本的な心の部分で色々とまだ九歳の子供に任せっきりは性にあっていなかった。

「落ち込まないでください、お姉様。お姉様の力はなのはさんにとってとても頼りがいのある力なんですよ?」
「そうですよ。僕達と同い年でその熟練した技術は確実になのはを助けています」

二人の必死の励ましにシホは礼をいった。
と、その時。いきなり巨大な魔力の波動を感じた一同は立ち上がった。
なのはもすぐに起きてきて急いで町に繰り出していく。



◆◇―――――――――◇◆



Side シホ・E・シュバインオーグ



「これはっ…!」

私達は高いビルの屋上に登り、なのははバリアジャケットをまとった後に周囲を見回すとまるで世界樹のような大樹が次々と町から生え出してきていた。

「フィア! こんなこともジュエルシードは起こしちゃうの!?」
「はい。きっと人が発動させてしまったと思います。強い思いを持った人が願いをこめて発動するとジュエルシードは一番強い力を発揮しますから!」
「ッ…!」

その時、なのはの顔が一瞬曇ったが今は保留
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