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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第七話        『ジュエルシード探索。そして失敗…』
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法の扱いに慣れていないらしく疲れがたまって布団で横になってダウンしていた。

「頑張ってはいるけどやっぱりうまく立ち回るには当分先の話になりそうね…」
「そうですね。でも数はもう四個も手にしたのですから感謝しています」

ユーノはそう言ってくれるが、やはりなのはの体力の無さは少し考え物だ。
落ち着いたら魔法以外にも無理させない程度に体力づくりの特訓メニューを追加しようかしら?
あ、そういえば…、

「なのは。今日はアリサ達と約束があるでしょ? とりあえず、ジュエルシード探しは中止して体を休めなさい。ただでさえ最近動きっぱなしで体力消耗しているんだから」

なのはは少し渋ったが「はーい…」と返事をしたのでよしとする。



◆◇―――――――――◇◆



そして二人と合流したシホ達がいる場所はとある広いグラウンド。
今日ここでは士郎が監督兼オーナーを務めているサッカークラブ『翠屋JFC』と他のチームとの試合が行われている。
シホ達は観客兼応援要員だ。
三人は元気に「がんばれー!」と言っているが、
さすがに気恥ずかしさを感じていたシホは小さく頑張れと言っている。
だが、そこは見ようによってかなり変化する。

シホ主観では、なんとか苦笑いを浮かべながらもなのは達と一緒に応援しているが…転校してきて一週間…すでにシホの存在を知らないものは少ない。
というより人気は鰻上りで翠屋JFCの選手の中にも何人かファンはいたりした。
よって、選手視点だとシホの苦笑いもやはりどうしてもその美貌に影を潜めてしまい、さらに照れで少しばかり頬を赤くして三人とは違い小さく応援しているのも【清楚で物静か、そして照れ屋】という好印象に取られてしまうという罠。
最後になのは、アリサ、すずかの三人の応援も相乗して威力は何倍にも跳ね上がる。
選手達の気力は一気に跳ね上がる。
それを相手側の選手達は見て少し悔しがっていたりした。

シホは気づいていないが士郎はそれを気づいていた為、苦笑いを浮かべながら、

(…将来どころかもう既に男性を虜にする力を天然で秘めているか。
もし付き合う男性がいたら苦労しそうだ。
だが! なのは同様シホちゃんはもう私の娘同然だ。
だからそう簡単にはやらんぞ…?
もし貰うと言うならば私か恭也を倒してからにするのだな。フッフッフッ…)

と、親馬鹿ぶりを盛大に発揮していた。


そうこうしている内に試合は終了し、『翠屋JFC』が2−0と完勝した。
士郎は勝った祝いにということで翠屋で昼食を取ることになった。
なのは達(+ユーノ、フィアット)は店の中が選手達で埋まっている為、外のテラスで食事を取っていた。
ちなみにシホは士郎と桃子の手伝いで厨房兼接客をしていた。
接客姿のシホの姿に
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