最悪のお正月
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正月
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
俺は朝、早速家族にそういった
「まぁ、あけましておめでとうございます」
母さんがそういって、お年玉をくれた
「おぉ、洋介、あけおめ、ことよろ」
父さんはそういってきた
「お前大人なんだから子供の手本になれよ」
「HAHAHAHAHA☆まぁいいじゃないか、はい、お年玉」
そういって、お年玉をくれた
ここまではよかったんだが、さらに、俺にもうひとつのおとしだまが来た
ドオーーーーンッ!!!
「うぉ!」
天井から落ちてきたのは、鉄の鉄球。まさに、お年玉である。鉄球には「おとしだま」と丁寧に書いてある。まぁ、こったネタだな
「あら、洋介君、あおこよ」
「ん?」
いつの間にか、ちゃぶ台で納豆ご飯を食べていた伊集院さんが言った言葉は、最初よくわからなかったが、ふとひらめいた
「「あ」け「お」め、「こ」と「よ」ろ」
省略しすぎだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
アホか?お前ら全員アホなのか?何なんだこの正月はぁぁぁぁぁ!!!
「はぁ、しょうがない、こういうもんだろ」
俺はそうつぶやいて、外を見た
戦争の開幕をしたとしても、日本はまだ平和だなと、正直あきれるほどだ
まだ、この国に大きな被害はない。だが、いつかは俺が戦わなくちゃいけないんだ
「洋介ぇ、おせち食べるぞ」
後ろから声がして振り返ると、そこには兄がいた。だが、兄の手には、いつもと違ったものがあった。バズーカだ
「おい、兄ちゃん待てよ・・・・ここでうったらやばいぞ・・・・」
「いいんだよ、おせちのまえに、お年玉だ」
ドドーーーンッ!!
すごい音が鳴り、顔に風が当たると同時に、硬いものが、体や顔に当たった
見ると、百円や、五十円だった
「俺の全財産。いえば、去年の残りよ。まぁ、今年のお年玉で何とでもなる。もらってけ」
兄はそういって、ちゃぶ台に向かっていった。初めてだ。兄がお年玉をくれたのは。雑だが、俺にはうれしかった
「洋介、どうした?」
父さんが俺に言う
「え?兄ちゃんが俺にバズーカ撃ったから・・・・・」
「え?兄ちゃんなんか来てないぞ?」
俺は、驚いた。おかしい、今目の前にいたはずだ。なのになんでいないんだ・・・・
俺は急いで兄の部屋に向かった。部屋で見た光景は、驚きのものだった
兄が、倒れていたんだ。
そんな、そんな・・・・・・いったい、どうしたんだ・・・・・・?
最終回に向かって追い込みをかける☆
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