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スーパーヒーロー戦記
第49話 飛べ!グレンダイザー
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ヴィータが一人不貞腐れてたのではやてに「挨拶しなさい」と言われたので渋々するのであり。

「そうかそうか、君達も宇宙人と仲良くなろうの会に入りたいんじゃな? わしはその会の会長を務めておる牧野団兵衛じゃ」
「宇宙人と仲良くなろうの会?」
「要するに宇宙人と対話したり実際に仲良くなろうとする会のことさ。因みに俺もその会員なんだぜ」

 自慢げに甲児が語る。

「なぁ、何で宇宙人なんかと仲良くなろうとしてんだ? 面倒臭いじゃん」

 そんな中、ヴィータが面倒くさそうに尋ねる。それに対し甲児が指を鳴らす。

「分かってねぇなぁヴィータ。良いか? 今のまま行ったら人類はいずれエネルギーを使い果たしちまう。それを回避するには宇宙に進出して外宇宙の人達との貿易をするのが良いんだよ。だから俺はこの会に入ったんだ」

 甲児が説明を入れた。するとそれを聞いていたヴィータが呆けた顔をしている。

「んだよ、そんな変な顔で人の事見やがって」
「嫌、お前案外頭良かったんだな…てっきりスケベの馬鹿かと思ったけど」
「ったりめぇだ! 伊達にミッドチルダに留学してた訳じゃねぇんだぞ!」

 心外だとばかりに言う。すると、こちらに向かい車の走ってくる音が響いた。それは一台のジープであった。それに乗っているのは半ば白髪が混じった髪に整ったヒゲを持った男性であった。

「此処に居たのか甲児君。君のTFOが見えたからもしやと思って来てみたんだ」
「すみません宇門博士。こちらからお伺いするつもりでしたが」
「嫌々、ところで其処のお嬢さん方は?」
「紹介します」

 甲児が宇門博士にも三人を紹介する。それを聞いた宇門博士は淡々と頷く。

「なるほど、いやぁ君達の年代で宇宙に興味を持ってくれるとは嬉しい限りだよ。私もね、人間は近い将来宇宙に活動を広げるべきだと思っているんだよ」
「ホンマですか? そりゃ凄いわ。宇宙時代の到来って奴ですねぇ」
「そうさ、何時までも人間は地球に留まるべきじゃないんだ。人間はいずれ宇宙に進出して外宇宙の仲間入りをすべきなんだ。その為の第一歩を俺が考えてる宇宙ステーションなんだ」
「宇宙ステーション? 何だそりゃ」

 甲児から言われたその言葉にヴィータは首を傾げる。

「簡単に言えば宇宙に浮かぶ居住区みたいなもんさ。と言ってもまだ設計図すら完成してないんだけどな」

 頭を?きながら言う甲児。だが、それだけでも凄い事である。近い将来人類は宇宙に進出し宇宙時代に突入すると言うのだ。夢物語が現実になると言うのはこの事であろう。

「そう言えば、大介には会ったかい?」
「大介? いえまだですけど」
「そうか、おい大介!」

 宇門博士が近くで作業をしている青年に向かい叫ぶ。それを聞いた青年が
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