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スーパーヒーロー戦記
第49話 飛べ!グレンダイザー
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度の防衛力ならば侵略は容易いな。早速攻撃を開始するぞ! 円盤獣を差し向けろ! ブラッキー、前線での指揮は任せるぞ」
「お任せ下さいガンダル指令。必ずや勝利の吉報を持って帰って参ります」




     ***




 甲児の操縦するTFO内ではヴィータが一人不満そうな顔をして座っていた。その両端にはなのはとはやてがTFOから映る光景を楽しんでいた。

「どうしたヴィータ。何時までもしかめっ面してたら疲れるだろう」
「別に良いだろう? お前には関係ない事だよ」

 そう言って未だにしかめっ面になる。実際の所TFO内は本来一人乗りな為少女とは言え三人も乗っては流石に狭い。
 その為乗れるのと言えばヴィータだけであった。即ち自分が一番小さいと言う事実を認められずヴィータは未だにしかめっ面を決め込むのであった。

「どうしたのヴィータちゃん、外の景色綺麗だよぉ」
「うがあぁぁぁぁ! 人が悩んでるのにてめぇはよぉぉぉ!」

 突然切れだしたかと思うと突然なのはの両頬を思い切り掴み引っ張り出す。

「いふぁいいふぁい! いふぁいよヴィーファふぁん!」
「こらヴィータ! なのはちゃんに何しとるんや! 早ぅ離ぃや!」
「おいコラお前等! 狭いんだから暴れるんじゃねぇ!」

 只でさえ狭いTFO内で暴れられたら溜まったものじゃない。忽ちフラフラ飛行となりだす。そんな状態のまま一同は宇宙科学研究所近くの牧場の上空を飛行していた。

「ん? あそこは牧野牧場じゃねぇか! 丁度良いや。此処で一旦着陸するとすっか…お前等いい加減大人しくしろ! 俺のTFOぶっ壊す気か?」

 後ろに向かい怒鳴る甲児。後ろでは未だに三人のお子様が暴れまわっていた。元気があるのは良い事だがあり過ぎても困り者である。
 丁度その頃、牧野牧場の牧場主である団兵衛は望遠鏡で降り立つTFOを見つけた。

「うほほぉい! 円盤じゃ円盤じゃぁ!」
「ちょっとお爺ちゃん! 牧場の仕事ほっぽって何処行くつもりよ! 全部大介さんに押し付けてるじゃない!」
「何を言う取るかひかる! ワシは宇宙人と仲良くなろうの会の会長なんじゃぞ! これをほっぽって行けるかぃ!」

 娘のひかるにそう言ってTFOに向かい走り出す。ハッチが開き、中から甲児が現れだす。

「あ、あり? 何だ甲児君かぁ…」
「ハハッ、ガッカリさせちゃいましたかね。団兵衛さん」
「何々、君も立派な宇宙人と仲良くなろうの会の会員じゃしな。ところで後ろの子達は誰じゃ?」

 後ろで大人しくなってる三人を団兵衛が見つける。

「あぁ、俺の知り合いですよ。ちょっとこれから宇宙科学研究所へ行く予定でしたからね」
「こんにちは」

 なのはとはやてが揃って挨拶をする。その中、
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