第49話 飛べ!グレンダイザー
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再びシャマルから絵を受け取り二人がそれを見る。
其処に書かれていたのは頭に鳥の様な翼を生やしビキニスーツに身を包んだ絵であった。
「やっぱシャマルさんはこう神秘的な風が似合うと思ってさぁ」
「う〜ん、頭に羽なんて斬新なアイディア無かったわぁ」
「斬新過ぎると思うんだけど…」
最早なのはにはついていけないレベルであった。当然この後シャマルに聞いたが当の本人も首を横に振る始末であった。
「ちぇっ、それじゃ後は手抜きで書いたこれしかねぇじゃん」
そう言ってその場に絵を置く、其処に書いてあったのは顔に赤い頭巾を被りマフラーを巻いただけ。即ちほぼマッパの姿であった。
流石にそれを見た途端全員が凍りついたのは言うまでもない。
「こ、甲児君…これは一体…」
「いんやぁ、顔隠してるから後は曝け出してても問題ねぇかなぁ…て思ってさ」
「問題大有りだぁ!」
後ろから鞘に収めた状態のレヴァンティンの一撃が放たれる。その一撃を諸に脳天に食らった甲児はその場に倒れこみ机の上に赤い水溜りが出来上がる。
「うわわぁ! 大変やぁ! 甲児兄ちゃんが死んでもうたぁ!」
「大丈夫だよはやてちゃん。甲児さんこれ位じゃ死なないから。それよりちゃんと綺麗にして下さいよぉ甲児さん。机の上が鉄臭くなっちゃうじゃないですかぁ」
「ちったぁ心配しろよお前…」
額からドロドロ血を流しながら愚痴る甲児。自業自得とはこの事だろう。
さて、残るのはザフィーラとヴィータだけなのだが、どうも甲児はその二人になると余り乗り気じゃないようだ。
「う〜〜ん、お前等の場合結構適当に考えたからなぁ」
「何だよそれ! つまりお前はシグナムやシャマルの時だけ真剣に考えたってのかよ?」
「ご名答! 正にその通r…」
いい終わる前に甲児の顔面にアイゼンが叩きつけられた。叩きつけられた甲児の顔が梅干みたいにしわくちゃになってる。
「ふぉ、ふぉりあふぇぶふぉれふぉふぃふぉよ(と、とりあえずこれを見ろよ」
そう言ってザフィーラとヴィータの二人に絵を見せる。
まず、ザフィーラの絵だが…虎柄の布を体に巻いただけであり、ヴィータに至ってはどこぞにでも居るようなヒーローを思わせる格好なのだが、何故かそのデザインは何処か卑猥さが感じられた。
「おい、兜…」
「何だよこれ…」
「だから言っただろう。お前等のは結構手抜きだったって」
手抜きにも程があった。結局甲児は何の役にも立たないと言う事が判明した為、その後なのはとはやての二人で思考錯誤した結果、今のバリアジャケットが完成したと言われている。
因みに甲児が仕切りに「もっと肌を露出」だとか「もっと色っぽく」だとか言っていたのが五月蝿かったのか最終的にはザフィーラと光
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