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スーパーヒーロー戦記
第49話 飛べ!グレンダイザー
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闘の際に来てるアレだろ?」
「うん、そうだけど…」

 言いながらなのはは気づいていた。甲児の目が怪しく光る事を。

「フフフ、俺は何て絶好のタイミングで帰ってきたんだ。正しく俺にピッタリの仕事じゃねぇか! この俺にドンと任しておけぃ!」
「頼もしいなぁ、ほなら早速上がってぇな」

 何の迷いもなく甲児を家に上げる。其処は丁度リビングであった。そしてその机の上には何枚も衣装の書かれた紙が置かれてある。どれも年頃の女の子が思いつきそうな服装ばかりである。

「何かパッとしねぇなぁ…よし、俺の自慢の一品を執筆してやるよ」

 そう言うと早速紙とペンを持ち出す。が、その前に甲児はある事に気づいた。

「っと、その前に…服のサイズが分からんと書けないなぁ…ってな訳で採寸させてくれぃ!(勿論シグナムさんとシャマルさん限定でな」

()内は小声である。明らかに目元が卑しい輝きを放っているのに気づく一同。

「あ〜、採寸ならも済んどるからもう必要あらへんよぉ」
「ガ〜〜ン!」

 はやての言葉に大層ショックを受ける甲児。その場に崩れ落ち激しく落胆する。

「畜生。採寸するついでに(ピー)とか(ピー)とかしたかったのに…」
「やっぱり中身は変わってませんね。甲児さん」

 半ば安心したようなガッカリしたような感じがするなのはであった。とにかく、早速はやてから詳細なデータを聞き出した甲児は早速執筆に入った。それから5分後。

「ほい、まずはシグナムさん専用の奴だ!」

 と言ってまず本人に見せる。

「……!!!!!!!」

 それを見た途端、皆から見ても明らかに分かる位にシグナムが赤面しだした。

「か、兜…私にこの姿で戦えと言うのか?」
「勿論! 絶対に似合ってると思うぜ!」
「ふぇ〜、どんな格好なん?」

 気になったのかはやてとなのはがその絵を見る。
 其処に書かれていたのは赤と黒のツートップの柄のぴっちりスーツであり、しかも胸元がパックリと開いたかなりきわどいスーツであった。

「どうでぃ、絶対に似合うだろう!」
「さ、流石や甲児兄ちゃん! こないな発想私等にはなかったわ!」
「私も入ってるの!?」

 何故か自分も入れられた事に驚くなのは。

「ってな訳でどうやシグナム。この格好でえぇか?」
「主の命令であったとしても、そんな姿で戦うのは死んでも嫌です!」
「え〜、似合ってると思ったのになぁ〜」

 非常に残念がる甲児。なのはの言った通りであった。兜甲児はとんでもないドスケベであった。

「んじゃ次はシャマルさんかな」
「えぇ! わ、私のもあるの?」

 先ほどのあれの影響か若干引き気味にその絵を見る。そして、シャマルの場合は目を点にして凍りついた。
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