第49話 飛べ!グレンダイザー
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盤がTFO目掛けて攻撃してきたのだ。
「うわっ!」
咄嗟に回避する。だが、其処へ立て続けに攻撃を行っていく。
「待ってくれ! 僕は敵じゃない。君達の友人だ! 分かってくれ!」
必死に叫ぶも円盤は聞く耳を持たない。それどころか前以上に攻撃の手が激しくなっていく。
「くそっ、こいつらも侵略者だってのかよ! 舐めんじゃねぇぞ! このTFOにだって武器は備わってんだ!」
ヒラリと円盤の攻撃を掻い潜り、上部へと躍り出る。TFOの前方から小型ミサイルが発射される。それは目の前の円盤に命中し、それを吹き飛ばした。
「へん、ざまぁ見ろ!」
残骸となって落下する円盤に向かい甲児が叫ぶ。だが、その時上空から更に巨大な円盤が飛来してきた。大きさは先ほどの円盤の約5〜6倍はある。
さらに驚く事にその円盤から手足と顔が現れた。姿形は亀のそれにも通じる姿をしている。
「くそっ、宇宙怪獣かよ! TFOじゃ部が悪いぜ!」
更に立て続けに先ほどの円盤が大量に降り注ぐ。忽ち攻撃の雨霰に晒されてしまった。必死に攻撃を避け続けているがそれにも限界がある。
***
地上ではこの惨状が間近で見えた。
「甲児さん! レイジングハート。すぐに甲児さんを助けに行かないと!」
【残念ながら無理です。今のマスターには飛行能力が失われていて飛行出来ないのです】
「そ、そうなの!」
ショックであった。まさか魔力の激減だけでなく飛行能力まで失ってしまっていたとは。
「はやて、あたしが行って来るからどっかに隠れてろ!」
「気をつけてな、ヴィータ!」
はやての言葉に強く頷くと待機中のアイゼンを手に取る。
「行くぞ! アイゼン」
赤い閃光が放たれ、ヴィータの姿を赤を基調としたバリアジャケットへと変えていく。なのはとはやてがデザインした新しいバリアジャケットである。
「潰れてろぉ!」
飛翔し、TFOの周囲を飛んでいた円盤をアイゼンで叩き落す。煙を巻き上げながら円盤は爆発していった。
「助かったぜヴィータ」
「別に助けたくて助けたんじゃねぇよ。はやての身が危ないからこうしただけだ」
「へいへい」
そう言う事にしておく事にした。だが、状況は明らかに不利であった。円盤の数は未だに多く、更にはその後ろには巨大な宇宙怪獣が居るのだ。
如何に守護騎士と言えども宇宙怪獣が相手では少々分が悪い。
(くそっ、だから言ったのに…)
一方で、大介は苦い顔で上空の光景を目の当たりにしていた。このままでは二人はいずれ撃墜されてしまう。
「甲児さん、ヴィータちゃん…」
「二人共…」
隣では二人の身を案じる幼い少女
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