雪合戦戦争 前編
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見渡すかぎりの、雪、雪、雪。
昨日の雪が積もり、今日は一面真っ白になっていた
「わぁ・・・・積もったなぁ・・・・」
俺がそうつぶやくと、後ろから兄が押してきた
ふりかえると、いたずらっ子のような顔をして「雪合戦やろうぜ」といった
「いいよ、やろう」
俺は、兄に負けるわけには行かないと、早速広人を呼んだ
「きたよ」
わずか三分で、広人は俺の家の前に来た
おいおい、自転車で10分はかかるぞ・・・・瞬間移動かよ・・・・
「じゃあ兄弟で分かれるか、それとも同級生で分かれるか。チーム戦にしようぜ」
「いいよ、じゃあ同級生で分かれる」
俺は兄にそういった。じゃないと、ガチで俺が負ける。兄はとても雪合戦が強いのだ
「じゃ、早速・・・・といいたいところだが審判がいねぇな・・・・・」
兄がそうつぶやいたときだった
「はーはっはっはっは!!!困ってるだろう?スーパーハイパーミラクルの父さんがやってきたよ!!」
積雪の中から突然現れたのは、父さんだった
「おぅ、父さん。審判よろしく頼む」
「じゃあ、やっちゃうよ、よぅい・・・・スターーーート!!!!」
「おい、急すぎるろ・・・・・ぶふぉ!!」
そういいかけた瞬間、兄の投げた雪球が、顔に直撃した
「わっ、大丈夫か?俺が投げとくよ」
広人はそういって速球を投げ始めた。さすが野球部。見事兄の体にヒット
「雪だま、山のように作ったぞ」
俺は、雪だまを作って投げながら、広人にも渡す。しかし、兄はマトリックスのようによける。チューチュートレインのように回る、エグザイルのように、踊る
何なんだよ、大介
しかし、兄は巧みに雪球をヒットさせてくる。兄は命中率がいいんだよな
「ここで、ちょっと乱入♪」
そういって、父さんはとあるものを投げた・・・・・
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