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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-5 ability
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絶対防御を発動していません。大きかった左腕は重りだったようです。」


千冬は頭を抱えたくなった。いきなりやってくれた。しかし、今は何もできない。
ただモニターを睨みつけるようにしてみた。


また、一夏の耳にも入っていた。
箒はただ黙ってモニターを見る。
一夏は麗矢との差を実感していた。初心者と熟練者、経験の差はとても大きい。


――――麗矢に勝てるのだろうか……


不安しかない。


一夏はモニターの麗矢を睨んだ。


その麗矢は何も言わなかった。
捉え方は人それぞれであるが、今回はそうでもない。ハンデであった。それもあからさまなハンデだ。
セシリアが何かまた言い出す前に麗矢はセシリアに近づく。


ただし、先ほどとは比べ物にならない速度で。


そこからの試合は圧倒的だった。
セシリアの積み上げてきたプライドをずたずたにした。それなのに、ISへのダメージは少なかった。
それが唯一の救いだったのかもしれない。


セシリアは精神的に完膚なきまでに叩きのめされた。


『勝者、夜神鳥麗矢。』


全力ではなかったらしい。
麗矢がセシリアを抱きかかえ、B−ピットへ。
そのまま、戦いへ。


《夜神鳥麗矢  VS  織斑一夏》



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