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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-5 ability
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。いい加減イライラして発散させてしまいたい麗矢は、開始の合図とともにセシリアに急接近し、ブレードを展開、そのまま斬りかかる。
油断していたが、右に旋回することで攻撃をよけ、距離を取る。
そこで改めて麗矢のISを見た。
機体名、《アルティメット・バード》
究極の鳥。
カラーリングは黒を基本として、赤いラインの入ったツートンカラー。禍々しい。
装甲は一般的なISとほとんど変わらないが、左腕は大きい。指先が足のつま先まで届いている。
何よりも背部装甲の後ろの非固定武装の翼。広げると優に5メートルは超えそうだ。
背部装甲にブースターが六つ。ブースターの上の肩甲骨のあたり、左腕に負けず劣らない長さの超電磁砲と思われる砲身が二つ。
そこから推測するに、先ほどの機動力を合わせると――――
広域殲滅型。高機動、高火力。――――《移動砲台》
左腕のことはまだわからないが……ピーキーな気体であることは確か、操縦者もそれなりの腕を持っている。
セシリアは自分が出した結論から、強敵と認め、舐めてかからず全力で落とすことに決めた。
「さあ、踊りなさい!! セシリア・オルコットとブルー・ティアーズが奏でる円舞曲で!!」
決め台詞と共に名前の由来となったBT兵器《ブルー・ティアーズ》を出し、麗矢へと向かわせる。
図体が大きい分当たりやすいはずなのに全く当たらない。攻撃を仕掛けることもなく木の葉のようにひらひらと動く。
全く攻撃が当たらないことがセシリアの集中を殺ぐ。
冷静さを失い、注意力散漫になってしまったセシリア。こうなってしまうと、勝てる者も勝てなくなる。
――――終わりにしよう。
麗矢はもう一本ブレードを展開し、両手に一本ずつ持ってセシリアに斬りかかる。
左腕が長く大きい分、リーチも左右で違う。
勿論、操っているのも大変だが、避けるのも大変である。
また、ビットを動かしている間は動くことがまだできない。故にセシリアが動いている今、ビットは空中に静止している。
「くっ……!」
麗矢は一旦離れ、苦し紛れに放ったビットの一発。
それは麗矢の左腕に当たり、爆発した。
「えっ……!?」
セシリアの目が見開かれる。何に気付いたというのか――――それはすぐに分かった。
黒煙の中から麗矢が出てくる。あの大きかった左腕は、右と同じ長さになっている。
「その腕は一体……? いやっ、それよりもなぜ絶対防御が発動しなかったんですか!?」
開放通信《オープンチャンネル》でセシリアの口から言われたことは当然、A−ビットにいる千冬たちにも届く。
「山田君!」
「はっ、はいっ! 本当です。あの爆発の時、麗矢君のISは
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