02.ヴォイドゲノム
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
予定ポイント到着したようだ。
『よし、次の命令まで動くな』
処分って......普通に考えて.......死だよな。
俺らの見ている光景が本当に日本なのか?
数人の日本人が白服の連中に銃を突きつけられていて、金髪の少年は女性をビール瓶で殴っている。
そして、ついに無数の銃声が放たれる。
目の前で人が殺された。手が届く範囲で人が.........死んだ。
「なんなんだよ、これ.....」
「ふざけんなよ.....!?」
『世界の本当の姿が見られて良かったんじゃないか』
ーーふざけんなよ!?まじでふざけんじゃねぇよ!?
俺の右腕がうずき出す。少しづつ包帯が取れていく。
『作戦開始!!』
通信機ごしにガイの声がする。
「始まった」
いのりが集の手をそっと握る。
「平気?シュウ....」
「.....本当に全て、あいつの作戦通りになるのかな?」
「うん」
「うまくいくのかよ?」
「あなたも安心して、ガイの作戦通りなら大丈夫」
作戦は進行していく。ついに俺たちの出番が近づいてくる。
「リーダーは俺だ」
ガイは敵から完全に狙われる場所に現れる。
「世界は常に選択を迫る。そして正解を選び続けた者のみが生き残る。"適者生存"それがこの世界の理だ。俺たちは淘汰される者に葬送の歌を送り続ける、故に葬儀社。その名は俺たちが常に送る側であること、生き残り続ける存在であることを示す」
「貴様たちが盗み出した遺伝子兵器はどうした!?」
「そんな話、初めて聞いたね」
「吐け!!!」
坊主の男が叫ぶと無数のレーザー銃をがガイに向けられる。
「10数えるまで待つ。その間に言わねば貴様はハチの巣だ!10!9!」
ガイは平然とした顔をしている。
「.......時間よ」
「すごい....!全部あいつの作戦通りだ.....」
「流石.....だな」
いのりが集の手を再びそっと両手で掴む。
「信じて....できる絶対に....」
いのりが集の手を胸に持っていく。
「.....私はもう、あなたのものだから」
いのりの胸が光り出す。
集がそこに手を突っ込むとそこから、前にも見た剣が姿を現す。
「これが.....ヴォイド....か」
集は剣を携え走る。
いのりは気を失っている。
ーー集が、頑張ってるなら俺も頑張らないと
「5!4!3!2!」
坊主の男のカウントダウンがもう終わる。
「いーち!時間だ!」
レーザーがガイ、目掛けて発射される。
「やれ!シュウ」
「行けぇ!"万華鏡"!わぁぁぁあっ!!」
放たれたレーザーはガイに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ