02.ヴォイドゲノム
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とは何となくわかってたから覚悟は出来てる。......あの日から.....始まりのあの日から覚悟は出来てる」
集がいのりを見るがいのりは集から目を背ける。
ピピピピピ、とガイの通信機が鳴る。
「どうした?」
『やべぇことになったぞ、ガイ。14区画の地下駐車場に白服共が突入しやがった』
「地下駐車場?.....避難所か」
『ああ、誰かが安全だって言い出して百人近くが一気に捕まっちまった。.......それに......綾瀬を喰った新型って皆殺しのダリルだ。ちょっと面倒臭ェぞ』
「ダリル.....あの"万華鏡"か」
屋上から下の階に降りるとそこにはガイの仲間が数十人いる。
「ガイ、不測の事態です」
まず、声を上げたのは白髪のロングで眼鏡をかけている男性。
「現時点での戦力差を鑑みるに救出はリスクに見合いません。"撤退"を進言します」
ガイは少し笑いながら言う。
「いや、見過ごせないな。これは、不測じゃない、天佑さ。我々はこれよりアンチボディズを殲滅。フォートの住民を救出する!」
ガイの言葉に俺と集は驚きを隠せない。
「なお本作戦は、これまでのような隠密作戦ではない。......現時刻を持ち.....我々葬儀社は、その存在を世界に公表する!存分に働けッ!」
ワァアアァと言う歓声がこの場全てを包み込む。
「流石ですねシナリオを飛ばしますか。ただ少し急ぎ過ぎでは?」
ガーイ!ガーイ!ガーイ!ガーイ!
ガイコールがこの場を包み込む。
「返事はどうした?」
ガイは俺たちを見る。
俺と集、いのりは今、ダクトの中を進んでいる。
何故ここにいるかと言うと話は、だいぶ前に遡る。
「僕たちが侵入!?無理ですよ!」
「お前たちは命令通りに動け、それで全てが終わる.....」
「あの.....僕なんかじゃ絶対うまく行く訳ないと思うんですけど.....」
「ああ、俺の作戦だからうまくいく」
ガイの作戦は確かにスゴイだけど一つだけ問題がある。
........俺が作戦に入っていること事態が問題だ。
「無駄な抵抗をっ!!」
ダクトから見える外の景色には白服の兵士が一般人に銃を突きつけている。
「吐け!リーダーは誰だ!?言えっ!!」
「あの兵士.....GHQ?なぜこんなこと....?」
「ヒデェ.....」
俺の右腕がうずき出す。
『連中は白服だからな.....』
ガイの話を聞くには.....
特殊ウイルス災害対策局"通称アンチボディズ"
独自に感染者の認定権限を持ち、その判断に基づいて感染者を処分する権限を持っているらしい。
「予定ポイント到着」
俺たちは
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