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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十二話 仮面の裏
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「やらせるか!ここは好きにはさせない!」
カガリもまた覚醒した。その力でシャニと互角に渡り合う。レイがオルガに、カガリと同じく覚醒したフィリスがクロトの相手になる。他の者達がティターンズに向かい戦いはロンド=ベルに傾いていっていた。
ディアッカとニコルはイザークとシホに向かう。今彼等の前に出た。
「また来たのか」
「ああ、言いたいことがあってな」
ディアッカはそうイザークに言う。
「なあ、イザーク」
友として彼に声をかける。
「俺達はな、戦う理由なんてないんだよ」
「何を馬鹿なことを」
イザークはその言葉をまずは否定した。
「御前はロンド=ベルにいる。それだけで充分だ」
「俺が何でロンド=ベルにいるかっていうとな」
ディアッカはそれに応えて述べる。
「それは前に言ったよな」
「クルーゼ隊長か」
「それにさ、見てみろよ」
ロンド=ベルに目を向けさせる。
「こっちはザフトには向かってないだろ。あくまで戦っているのはティターンズとだけさ」
「むう」
これに気付いているのはパトリックもであった。彼はそれを見て目を顰めさせていた。
「どういうことだ」
ロンド=ベルが自分達に攻撃を仕掛けて来ないのを見て言う。
「我々も敵ではないのか」
「それは」
幕僚達にもそれはわからない。それを見てザフトの多くの者達はティターンズに向かう。そしてその間にクルーゼと彼の仲間達はジェネシスの中にこっそりと戻ってきていた。パトリックはそれを見落としてしまっていた。
「だからだよ。なあ」
「イザーク、ディアッカの言う通りです」
ニコルも声をかけてきた。
「僕達が戦う理由はないです」
「そうですね」
シホがそれに頷いてきた。
「シホ」
「イザークさん、私はディアッカさん達を信じます」
「いいのだな、それで」
「はい、少なくともクルーゼ隊長よりは余程」
「そうか」
「私はそうです」
「御前はどうするんだ?」
ディアッカはまた彼に声をかける。
「これからどうやって」
「結論は今は出せん」
イザークはこう述べてきた。
「少なくとも俺はプラントの為に戦う。それだけか」
「そうか」
「ああ。ロンド=ベルへの攻撃は控えよう」
彼はロンド=ベルへの攻撃は止めた。その時ジェネシスでは異変が起こっていた。
「馬鹿な、何が起こっている」
突如としてジェネシスが騒がしくなった。再び発射が行われようとしていたのだ。
「わかりません、謎の一団が姿を現わして」
「謎の一団だと」
「閣下」
パトリックの前にクルーゼが姿を現わした。後ろに多くの兵士達を引き連れている。
「クルーゼ、一体何の用だ」
「再びジェネシスの発動をお願いします」
彼は敬礼してからそう述べてきた。
「馬鹿な、まだ時間がかかる」
「いえ、充分
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