第百四十二話 仮面の裏
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な」
「わかりました。では私も」
シホもそれに頷いてきた。そして。
「イザークさんと一緒に行きます」
「いいんだな」
「はい」
彼女にも迷いはなかった。それはイザークと同じであった。
「私もまた」
「そうか。ディアッカ、ニコル」
彼は二人に声をかけてきた。
「俺もそちらに合流する、いいな」
「ああ、やっとか」
ディアッカは彼の言葉を聞いて嬉しそうに声をあげる。
「待たせてくれたな」
「全くですよ」
ニコルも言う。
「けれど待ったかいがありましたね」
「けれどこれで特務隊がまた勢揃いですね」
シホはそちらを喜んでいるようであった。
「皆と」
「そうね。けれどシホ」
タリアがシホに声をかけてきた。
「はい」
「今度は他のメンバーもいるからね」
「そうなんですか」
「そうよ。彼等との話も楽しみにしていてね」
「わかりました」
「ただしだ」
ディアッカがここで言う。
「かなりの個性派ばかりだからな」
「そんなにですか」
「時々普通じゃない人も出て来るしな」
「超能力者とかサイボーグですか?」
「いや、それは普通にいるから」
「はあ」
タケルや凱のことであるのは言うまでもない。
「そうした人達も僕達と変わりませんし」
「じゃあ一体普通じゃないって」
「変態爺さんと変態忍者よ」
アスカが話に入ってきた。
「貴女は」
「ああ、アスカっていうんだ。エヴァのパイロットさ」
「貴女があの」
ディアッカの言葉を聞いて述べる。
「あのってあたし有名なの」
「はい。エヴァのエースで」
「最近撃墜機数じゃシンジに負けてるけれどね」
「そうでしょうか」
「まあこいつは戦い方が派手だからな。そうも見えるさ」
ディアッカがそう説明する。
「けれど頼りになりますよ」
「けれどは余計よニコル、それでシホっていうのね」
「はい、シホ=ハーネンフースです」
「馬鹿シンの知り合いみたいだけれど宜しくね」
「シンさん御存知なんですか」
「知りたくなかったけれどね」
声が剣呑なものになる。
「知ってはいるわ」
「はあ」
シホはそれを聞いてすぐに彼女とシンの仲が悪いのがわかった。同時に二人は衝突するタイプだというのもわかった。
「それでもう一人のガンダムのは」
「貴様!」
イザークはモニターのアスカの顔を見て叫んだ。
「あの時の女か!」
「あんた、あの時の河童!」
「俺は河童じゃない!」
イザークはそうアスカに言い返す。
「ここで会ったが百年目だ!」
「常套じゃないの、決着つけてやるわよ!」
二人はモニターで睨み合った。
「ここでね!」
「望むところだ!今度こそ!」
「やってやろうじゃないの!」
「どうだ、面白い人間がいるだろ」
二人は喧嘩をはじめた二人を見せて
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