第百四十二話 仮面の裏
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です」
だがクルーゼは否定するパトリックに対して述べてきた。
「万が一ジェネシスが崩壊したとしてもそれはそれで好都合」
「馬鹿な、何を言っている」
パトリックはそれを見て密かにジェネシスのスイッチを封印した。危機を察してだ。
「ジェネシスが崩壊すればプラントの守りはなくなるのだぞ」
「だからですよ。プラントも人類もなくす為にはジェネシスがあってはなりません」
「貴様、一体」
「さあ閣下」
クルーゼはまた言う。
「ジェネシスの発動を」
「スイッチは切った」
パトリックはそう述べた。
「もう発射はできん」
「なっ」
「貴様の好きにはさせん。私はプラントを守らなければならないのだからな」
「左様ですか」
それを聞き銃を抜く。
「ではそれはそれで考えがあります」
「今度は何をするつもりだ」
「御免っ」
パトリックに対して発砲する。光が彼の胸を貫いた。
それを受けたパトリックは後ろに倒れた。胸から血が溢れ出る。
「アスラン・・・・・・」
「諸君、ジェネシスを暴走させろ」
「はい」
既にパトリックの幕僚達も死んでいる。クルーゼの部下達のよって葬り去られていた。
「私はあのガンダムを出す。いいな」
「はっ」
クルーゼはそう言って部屋を出た。後には倒れ伏すパトリックだけがいた。
ザフトから謎のガンダムが姿を現わした。ムウはそれを見てそのガンダムに誰が乗っているかを感じた。
「クルーゼ、貴様か」
「ふふふ、そうだ」
彼はムウに応えた。
「ムウ=ラ=フラガ。君との因縁もこれで終わる」
「あのガンダムはプロヴィデンスか」
イザークがそのガンダムを見て声をあげる。
「レジェンドをさらに発展強化させた」
「その通りだ、これこそが最高のガンダムだ」
彼は誇らしげに述べてきた。
「このガンダムならば誰にも負けはしない。そう、世界を滅ぼせる」
「世界!?一体何を」
「私は世界を滅ぼす為に動いているのだよ!」
イザークに言う。
「その為の切り札、それがこのプロヴィデンスなのだ!」
「やっぱりな」
ディアッカはそれを聞いて呟いた。
「そう来たか」
「もうすぐだ!ジェネシスも崩壊しプラントの守りはなくなる!」
「何っ!?」
アスランはそれを聞いて目を丸くさせる。イザークもだ。
「これでプラントは終わりだ!そして連邦も!」
「くっ、ラウ=ル=クルーゼ!」
イザークは彼を見据えて声をあげる。
「なら俺は!プラントを守る為に戦う!」
「イザークさん、どうしますか!?」
「決まっている!いいか!」
シホだけでなくほかの戦士達にも応える。
「ロンド=ベルに協力するぞ!」
「いいんですね」
シホがそれに問う。
「それで」
「ああ。迷いはしない」
イザークはもう決めていた。
「これで
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