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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十話 人の見た夢 
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を守る、だから!」
「あんたにそれを言う資格はないわよ!」
フレイもシンに向かいながら叫ぶ。
「パパの仇!ここで!」
今二人が再び激突した。そのまま激しい一騎打ちになる。それは他の誰をも寄せ付けぬものであった。
横ではアークエンジェルがドミニオンと戦っている。こちらも一歩も引かない。
「う、うわっ!」
トールが反射的に取り舵を思い切り取る。それでドミニオンのバリアントをかわした。
「ナイス、トール」
「あ、ああ」
サイの言葉にもまだ息を荒くさせ額から汗を流している。
「危なかった・・・・・・今のは」
「艦橋直撃だったよね」
カズイもほう、と安堵の息を漏らしていた。
「何とかってところね」
「そうね」
マリューはミリアリアの言葉に応える。彼女も安堵の息を漏らしていた。
「よくやったわ、トール君」
「は、はい」
「しかしナタル艦長」
ミリアリアはあらためて述べた。
「凄い腕ですね」
「そうね」
マリューは素直にそれに頷く。
「流石ね。私より上かもね」
「まさか」
「だって私元々は技術士官だから」
今度はサイに返した。
「艦艇士官の彼女とは元が違うのよ」
「そうなんですか」
「そうよ。彼女は士官学校でも有名な秀才だったし」
カズイにも述べる。
「それと比べるとね。やっぱり」
苦笑いが入った。
「負けるわ」
「ううん」
「それは」
「だから貴方達の力を借りたいの」
ここでサイ達に言う。
「いいわね。勝つ為に」
「はい」
「そういうことなら」
彼等はその言葉に頷く。
「やりましょう」
「よし、今度は面舵よ」
マリューはあらためて指示を出した。
「いいわね」
「了解!」
そして右に回ってバリアントを放つ。戦いは激しさを増していく。
その頃後ろからそのザフトの艦艇が接近していた。そこには陣羽織の様な丈の短い衣を着た少女と片目の男がいた。
「もうすぐ戦闘地点です」
「はい」
少女は男の言葉に頷いた。
「いよいよですね」
「そうですね。そして」
「ええ。運命の時です」
少女は言った。
「遂に」
「しかし信じてくれるでしょうか」
男はこうぼやいてきた。
「何分かなり突拍子もない話ですし」
「しかし言うしかありません」
少女の言葉は強かった。
「それが真実なのですから」
「わかりました。ではそれは」
「はい。そして」
少女はまた言った。
「二人は何処に」
「最前線です」
男は答える。
「どうしますか?やっぱりそこまで」
「当然です」
やはり少女の言葉に迷いはない。
「レクイエムを破るにはそれが一番でしょうから」
「わかりました。では」
「ようこそ」
ここで通信が入ってきた。
「お待ちしていましたよ」
「シラカワ博士」
少女は
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