第百四十話 人の見た夢
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れる。
「困ったことに」
「連中はどうしようもねえか」
「そうだな。これでイザークが入ったら」
「ああ、思い出したぜ」
ディアッカはまた言う。
「あいつとアスカ大喧嘩したんだよ」
「よく覚えてますね」
「忘れるかよ、あいつ河童とか言われて切れてたからな」
ニコルにそう返す。
「全く。傍迷惑なこった」
「そのイザークですけれど」
「ああ」
「今もザフトで頑張ってるそうですよ。シホと一緒に」
「そうなのか。あいつ等とは戦いたくないな」
「ですね」
話はしんみりとしだしたところで都合よくレーダーに反応があった。
「レーダーに反応です」
ルリが言う。
「前方にティターンズ、多いです」
「よしっ」
アスランがそれを聞いて声をあげる。
「来たか」
「そして後方から戦艦が一隻」
「戦艦!?」
「ティターンズのものではありません。これはザフトのものです」
ルリはそう報告する。
「モビルスーツの反応はありません」
「何なんだ、そりゃ」
キースがそれを聞いて声をあげる。
「変な話だな」
「敵の可能性は高いでしょうけれどね」
「はい、私もそう思います」
ルリはボーマンの言葉に応えて言う。
「警戒が必要だと思います・・・・・・いえ」
「どうした?嬢ちゃん」
「識別信号を出しています。どうやら我々への攻撃の意図はないようです」
「そうなのか」
アルフレッドはそれを聞いて言う。
「はい。ですからそちらへの戦力の振り分けはいいと思います」
「わかった、じゃあ前に専念するぜ」
「はい、そうして下さい」
「じゃあいいか小僧共」
アルフレットはあらためて指示を出す。
「一気に防衛ラインを突破だ!そしてレクイエムを潰すぞ!」
「了解!」
皆それに頷き総攻撃に入る。既に前ではティターンズが守りを固めていた。
「やはりな。動きが速い」
ジブリールはドミニオンの艦橋で彼等を見て言う。
「艦長」
「はい」
ナタルに声をかけると彼女が応えてきた。
「守り抜くのだ。いいな」
「わかりました」
ナタルはその言葉に返礼する。そして今戦いがはじまった。
まずは両軍まともに正面からぶつかった。アークエンジェルとドミニオンがその中心にいた。
「うわっ!」
「くっ!」
互いのゴッドフリートを受けお互いかなり揺れる。だが艦自体のダメージはそれ程ではなかった。
「皆大丈夫!?」
「は、はい」
「何とか」
アークエンジェルのクルーはマリューの言葉に応える。皆何とか怪我はしていなかった。
「無事です。けれど」
「ええ、来たわね」
三機のガンダムが出て来ていた。こちらにゆっくりと向かって来る。
「迎撃用意。いい?」
「ああ、行くぜ」
「はい」
ディアッカとニコルがまず出て来ていた。
「ニコル
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