暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十九話 レクイエム
[10/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
フレイはそれに反論する。
「ティターンズだからよ!そしてパパを殺したコーディネイターをやっつけるのよ!」
彼女はさらに言う。
「パパを殺したシン=アスカを!」
「えっ!?」
キラは今の言葉を聞いて目を点にさせた。
「フレイ、今何て」
「パパを殺したシン=アスカを!何度でも言うわ!」
「あの時のことか」
キラはすぐに何かわかった。
「そのことを君は」
「シン=アスカは今はロンド=ベルにいるそうね」
フレイは問う。
「さあ、出しなさい」
「シンをか」
「そうよ。そしてこの手で倒してあげるわ!」
憎悪に燃える目であった。その目で言う。
「シン=アスカだけは!」
「俺がどうしたっていうんだ!」
「まずい」
キラはシンの声を聞いて呟いた。
「来たの、シン」
「ああ、連中はあらかたやっつけたからな」
シンはキラにこう返した。
「で、その金ピカの相手だよな」
「いや、これは」
キラはここで口ごもってきた。
「僕だけでするから君は」
「そうはいくか」
しかしシンはそれを聞き入れなかった。
「御前一人でやらせるか。そいつ手強いんだろ?」
「けれど」
「けれどもどうしたこともない。おい、そこの金ピカ」
アカツキに対して言う。
「俺も相手になるぞ、いいな」
「デスティニーガンダム」
フレイはデスティニーを見て暗い声で呟いた。
「やっぱり来たわね」
「何だ?」
シンはその声を聞いて目を顰めさせた。
「どうしたんだ、一体」
「あんたがシン=アスカね」
フレイは彼に問うてきた。
「だったらどうだっていうんだ?」
シンもそれに返す。彼は何も事情を知らない。
「一体何が」
「・・・・・・許せない」
フレイは暗い声のまま言った。
「許せない!パパの仇!」
「!?まさかこいつ」
「危ない、シン!」
キラが叫ぶ。
「来るよ、よけて!」
「あっ、ああ!」
そこにフレイのビームライフルが放たれる。その乱射にシンは分身で対処した。
「チィッ、これは!」
それはシンですらかわすのが精一杯の攻撃であった。最早ナチュラルのそれではなかった。
「コーディネイター!?いや、違う」
シンも本能でそれを悟った。
「これは・・・・・・ニュータイプか」
「うん、多分」
キラがそれに答える。
「注意して、今の彼女は」
「ああ、わかった」
シンもそれに頷く。
「というよりかはもうわかってる」
「この動きはね」
「キラ」
シンはキラに声をかけてきた。
「何?」
「やっぱり二人でやるか」
「そうだね」
キラもそれに頷く。
「じゃあ後ろは任せて」
「よし、突っ込むぞ」
「接近戦もかなりのものだから」
キラはそう忠告する。
「ニコルに匹敵するよ」
「あいつクラスか?」
「うん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ