第百三十九話 レクイエム
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った。
光がドミニオンを襲う。だがそれはドミニオンの見事な旋回によりかわされた。
「全弾かわされました」
サイが報告する。
「そう。ナタルも腕をあげたわね。けれど」
「ええ、それでもですよね」
「そうよ。再攻撃の準備」
ミリアリアに応えて言う。
「了解!」
アークエンジェルはいつもの雰囲気に戻っていた。和気藹々としているがチームワークは取れている、そうした雰囲気がある限り大丈夫であった。
その横ではキラがアカツキと闘っていた。キラは照準をアカツキに集中させる。
「これなら・・・・・・」
ロックオンが完了した。そして攻撃を放つ。
「いっけえええええーーーーーーーっ!」
全ての攻撃をアカツキに集中させる。これで終わる筈だった。
しかしアカツキはそれを恐ろしいまでの機動力でかわすのであった。その動きはとてもナチュラルのものではなかった。有り得ない動きであった。
「コーディネイター!?いや、違う」
キラはその動きを見て言った。
「あれは・・・・・・ニュータイプ」
それを感じた時にはアカツキはもうこちらに突撃してきていた。キラは咄嗟にビームサーベルを抜きその攻撃を受け止める。
「くっ!」
かなりの衝撃が彼を襲う。だがそれは何とか受け止めた。
「この動き、間違いない」
キラは今の攻撃で確信した。
「このアカツキのパイロットは・・・・・・ニュータイプだ!」
「よく今のを受けたわね」
アカツキから声がした。
「けれど次で!」
「!?今の声は」
キラはその声に聞き覚えがあった。
「君は、まさか君は」
「天国に送ってあげるわ!」
「間違いない。フレイ!」
「!?」
キラの言葉を聞いたアカツキは動きを止めた。
「フレイなんだね!フレイ=アルスター!」
「あんた、どうして私の名前を?」
「生きていたんだね!」
「生きてるも何も私は最初からティターンズよ」
アカツキに乗っていたフレイはこう返す。
「えっ!?」
「ティターンズのフレイ=アルスター少尉。それは私よ」
「馬鹿な、君は」
「フリーダムってことは貴方がキラ=ヤマトね」
「う、うん」
その問いには答える。
「そしてさっきのデスティニーがシン=アスカ。ロンド=ベルのエースのうちでも有名な二人」
今のフレイにとってはキラはそうした存在でしかなかった。
「そうね。ならここで!」
フレイの殺気が急に上がった。
「叩き落してやるわ!」
「なっ、フレイ!」
「死になさい!」
また斬りつけてきた。
「これで!」
「くっ!」
その剣撃を受け止める。やはりナチュラルのものではない攻撃であった。
「一撃で死なせてあげるわよ!」
「何故だ、何故君が!」
キラはその中で叫ぶ。
「どうしてここに!」
「だから言ってるじゃないの!」
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