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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十九話 レクイエム
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それに答える。ニコルはザフト組の中では最も接近戦に強い。ブリッツの性能を最もよく引き出しているのである。
「だから」
「洒落にならないな、それは」
「そうだよ」
シンは話の間も攻撃を必死にかわす。射撃もかなりのものだった。
「とりあえずわかった」
彼は言った。
「このままじゃ持たん、援護頼む」
「了解」
それを受けてシンの後ろにつく。それで連携攻撃に入る。
「くっ、二人がかりってわけね」
「ああ、その通りさ」
シンがそれに返す。
「やってやる!見てろ!」
「じゃあこっちも相手してやるわよ!」
フレイも引き下がらない。
「思う存分ね!何があってもあんんただけは!」
「俺だってやられるわけにはいかないんだ!」
シンも叫ぶ。
「父さんと母さん、そしてマユの為にもな!」
「あんたは私のパパを殺した!」
フレイはそう抗議する。
「だから私はあんたを!」
「やらせるわけないだろ!」
シンは言い返す。
「それが戦争だ!こっちがやらないとやられるんだ!」
「勝手ね!」
「勝手も何もそれがルールだ!わかったら来い!」
「言われなくても!」
フレイはビームサーベルを抜いてきた。それで斬りかかる。
「はあああっ!」
それは確かに恐ろしいまでのスピードだった。シンといえどようやく受けたといった感じであった。
「何っ、こんなに速いのか」
「言った通りでしょ」
「あっ、ああ」
キラにも答える。
「しかしこれ程だなんて」
「気をつけて。また来るよ」
「!?」
「うおおおおおおおおっ!」
狂気じみた声と共にまた来た。今度は突いてきた。
「なっ!」
かすった。シンはそれを見て目を見張った。
「俺にかする!?」
「シン、また!」
「しまった!」
「今度こそは!」
ビームサーベルを振り下ろす。油断したシンは間に合わない。その間に死の光が振り下ろされる。しかしここでキラが咄嗟に動いた。
「くっ!」
フリーダムからビームを放つ。それでアカツキの右腕を弾き飛ばした。
「なっ、折角これで!」
「間に合ったみたいだね」
キラはアカツキの右腕を弾き飛ばしてほっと安堵の息を漏らした。
「シン、大丈夫!?」
「ああ、何とかな」
シンも冷や汗をかきながらそれに答えた。
「今のは本当に死ぬかと思ったぜ」
「本当だね」
「覚えてらっしゃい!」
フレイは右腕を抑え二人を見据えながら言ってきた。
「今度会った時が!」
そう言ってドミニオンへ引き揚げる。ドミニオンもダメージを受けているのか徐々に下がりはじめた。
「下がるのか」
「はい」
ナタルがジブリールに答えた。
「これ以上の戦闘は無用なダメージを受けます。ですから」
「わかった」
ジブリールはその言葉に頷いてきた。
「そうしたこ
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