暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第14話 凹みます!早く復活せねば
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私達の……特にモンモランシーの血で汚れるのを防いだのです」

 ああ。私は“アルノーさんを、主の家人殺しの汚名から守れた”と、言う事ですか。そう言う考え方もあるのですね。

 私はまだ完全に心の整理が出来ませんでしたが、この考え方に救いを感じる事が出来ました。



 そして私達が、領地に帰る日が来ました。ありがたい事に、ヴァリエール家全員で見送りをしてくれます。

 結局エレオノール様とカトレア様とは、挨拶をしただけでまともな会話はしませんでした。

 エレオノール様とは良く顔を合わせましたが、すぐにルイズに説教を始めてしまうので、まともに話をする事が出来ませんでした。(なんとなく、婚約を断る人達の気持ちが分かりました)

 カトレア様と顔を合わせたのは、挨拶の時のみでした。ルイズ達はカトレア様の部屋に、良く出入りしていた様ですが、私は誘われてもカトレア様の部屋へ行きませんでした。何故か?と言うと、カトレア様の本質を言い当てる所が怖かったからです。アルノーさんの事があったばかりですし、何より自分が歪んでいる事は自覚している心算です。

 何となくですが、……カトレア様の視線が突き刺さる様な気がするのも、気の所為だと思いたいです。

(避けられている。と、思われてしまったのでしょうか? ……まあ、今更気にしても仕方が無いですね)

 とりあえずカトレア様の事は、いったん忘れる事にしました。彼女の性格なら放置しても大事にはならないでしょう。

 ラインメイジに昇格した事で、出来る事が増えたはずなので、帰ったら色々と試してみる予定です。






 ……何時までも引きずっている訳には行きませんので、早く折り合いをつけようと思います。
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