第百三十八話 愛の勝利!!石破ラブラブ天驚拳
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え」
ジョルジュがドモンの言葉に頷く。他の者達も。こうして彼等はレイン救出に向かったのであった。
ミカムラ博士は今宇宙に出されようとしていた。既に傷は深く命は尽きようとしている。
「なぁカッシュよ」
彼はその中で呟いた。
「君は今眠りの中で私のことをどう思っている?馬鹿な男と笑っているのか、それとも」
薄れ行く意識の中で。彼は裏切った親友のことを思っていた。その中で最期を迎えていく。
「私はとうとう最期まで御前さんには勝てなんだな」
そして姿を消していった。己の弱さの為に命を落とした男の最期であった。
ドモン達は巨大な格納庫に出た。一見そこには何もなかった。
しかし彼等は感じていた。その巨大な気を。
「ウルベ!」
ドモンが叫ぶ。
「いるのはわかっている。出て来い!」
「ふふふ、わかっていたか」
ウルベの声が聞こえてきた。
「上手く隠れたつもりだったがな」
「ほざけ!」
またドモンが叫ぶ。
「その邪悪な気。隠せると思っているのか!」
「確かに。では出よう」
そう言うと格納庫に巨大なガンダムが姿を現わした。それは四天王をそれぞれ合わしたものであった。
「なっ、これは!」
「グランドマスターガンダム」
ウルベは語る。
「それがこのガンダムの名前だよ」
「グランドマスターガンダムだと」
「そうだ」
ウルベは言う。
「マスターガンダムなぞ比較にはならない力だ。今それを見せてやろう」
「言ってくれますね」
ジョルジュがそれに反論する。
「今まで姑息に隠れておいて今更」
「ふふふ、これも策なのだよ」
「へえ、その割には今まで善人ぶっていたね」
サイシーが言い返す。
「やましいところがあったってことなんだろ?」
「そうだよな」
ヂボデーが彼の言葉に頷く。
「男なら正々堂々としやがれ。汚いことばかりしやがって」
「どちらにしろ御前は許されない」
アルゴが述べる。
「覚悟はいいな」
「覚悟するのはどちらかな?」
だがウルベは彼等を前にしても動じてはいない。
「このグランドマスターガンダム、甘く見ないことだ」
「よし!じゃあやってやる!」
ドモンが言う。
「ガンダムファイト!」
「レェェェェェェェェディィィィィィィ!」
「ゴオオオオオオオオオッ!」
ドモンとウルベが言い合う。こうして今最後のガンダムファイトが幕を開けた。
グランドマスターガンダムは一歩も動かない。だがその攻撃は圧倒的であった。
「フハハハハハハハハハ!」
高笑いと共に爪を振り回しヘブンズダートを放つ。それはシャッフル同盟をしても防戦に回らざるを得ないものであった。
「どうした!その程度か!」
「くっ!」
「その程度で生き残ってきたというのか!」
「ほざけ!」
ドモンは爪をかわしながら言う。
「こ
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