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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十二話 模擬戦
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使用に関してはあっさりと許可が出た。
「ん〜、おいしい。普段は紅茶とか滅多に飲まないけど、これは格別だね」
「私のお母さんも士郎君の紅茶はとても褒めてましたから」
「ああ、なのはの家は喫茶店をやってるんだったな」
などなどエイミィさんを初めなかなか好評のようだ。
ちなみに紅茶に淹れる腕前に関しては桃子さんと同じぐらいのレベルだと思う。
だがコーヒーに関してはまだまだ敵わない。
これから色々学ばせてもらわねばと内心意気込んでいる。
とそれぞれにカップが空になったので
「では食後のお茶も楽しんだ事ですし、そろそろ始めましょうか」
リンディ提督の言葉に席を立ち、皆でアースラ内の訓練所に移動する。
そして訓練所の中には俺とクロノが入り、その他のメンバーは訓練所を見ることのできるモニタールームに入った。
「準備はいいかしら」
「はい。いつでも」
「私も構わない」
リンディ提督の言葉に返事をしながら意識を切り替える。
フィールドは一対一の模擬戦をするレベルなら十分な広さはある。
だが所詮は船内。
天井が高いとはいえ、十メートル程。
これなら空を飛べる相手でもやりようはある。
「ではクロノはもちろん非殺傷設定で、士郎君は」
「承知している。非殺傷設定などという便利なモノはないがお互い命にかかわるような戦いをするつもりはない」
だが俺にとってのハンデとなるとやはりこれだ。
デバイスには非殺傷設定という肉体的なダメージを与えないシステムがあるらしい。
これによりクロノは思いっきりやれるが、殺さないようにやるとなると俺の戦術はかなり狭まる。
「一応、壁とかにはシールドは張っているけど手加減はして頂戴ね。
それでは、始め!」
リンディ提督の言葉とともにクロノが俺に杖を向ける。
だが俺は無手のまま動かない。
「来ないのか? それとも私から行こうか?」
「ふん。来い!」
この程度の挑発には乗らない程度の戦闘経験はあるか。
ならば俺が先手を貰うとしよう。
俺とクロノ距離は六メートル程。
外套に手を入れてながら、鞘に入った刀を投影する。
勿論刃は潰してある。
さて、クロノの実力は如何程かな。
予備動作なしで一息で踏み込む。
「くっ!」
一瞬で間合いに入り、居合の要領で斬りかかる。
だが
「なかなかいい反応だ」
「……舐めないで貰いたいな」
俺の刀はクロノの杖に受け止められている。
執務官という役職も伊達ではないらしい。
さて、どこまで捌けるか?
「ふっ! はあっ!」
刀を引きつつ、さらに一歩踏み込み、鞘を叩きつける。
そこから袈裟斬り、鞘の横薙ぎ、
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