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ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
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ビーター
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駆けて来たキリトに代わる。これもヒットし、ついにHPケージが赤に変わる。



しかし、ボスは追撃しようとしたキリトのソードスキルをかわし、距離をとった。技後硬直時間を与えられたキリトにボスが襲いかかり、吹き飛ばした。キリトの後方にいたアスナまで巻き込み、地面に倒れてしまう。



「くそっ!!」



止めをさそうとしたボスの攻撃を斧戦士のプレイヤーが防ぎ、俺が二人に距離をとらせる。プレイヤー達は指揮官を失った混乱からは抜け出せたようだ。

「回復するまで、俺たちが食い止める!!」
「すまない!」

キリトに回復ポーションを飲ませ、立ち上がるのを見て、

「行くぞ!!剣は弾きまくってやるから、ガンガン攻撃してくれ!!」
「おう!!」「はい!!」

そして、3人でボスへ突っ込んで行き、まず俺が降り下ろされた剣を弾く。そこへ2人のソードスキルが叩き込まれ、HPが大幅に削られる。

「はっ!!」

ボスの大振りの一撃を今度は受け止め、力を横に流し床にぶつける。

耐久値が限界を越えたのか、ボスの野太刀は砕け散った。


「今だ!……行けッ!」



「アスナ!最後の攻撃、一緒に頼む!!」


「了解!!」



「「はぁぁぁぁ!!!!」」



二人の強撃をくらいボスは爆砕した。








____________________________________












「お疲れ様」

二人をねぎらい、ドロップしたアイテムを確認する。

(ん?レア武器だな)



武器破壊のボーナスだろうか、「狒々ノ太刀・桜花」という武器がドロップしていたようだ。

「見事な剣技だった、この勝利はアンタのものだ」

斧使いがキリトに賛辞を送っていると、

「なんでや!なんでディアベルはんを見殺しにしたん!」

キバオウというプレイヤーが騒ぎ出したようだ。
曰く、キリトはβテスターで、ディアベルを助けられたにもかかわらず、助けなかったと。

俺はそれに呆れ、

「叫んだのは俺もだ。確かに事前の情報とは違ったが、あれだけボスと戦闘していながら、得物を見切れていなかったのはお前らの落ち度だ。」

「そんなんわかるわけないやろ!こっちかて必死だったんや!」
「それで状況に気を配れないのならフィールドに出る資格はない。無駄死にするだけだ。」
「なんやと!この…βあがりのせこやろうが!なぁ他にもおるんやろ!?出てこいずるやろう!」



あたりがざわつき、お互いを疑い始める。

「ははははっ!」

ざわめきを破ったのはキリトだった。

「元β
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