暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
院の連中でさえ予想外の事でした。その中で最も想定外だったのが、馬鹿の中にギアス《制約》を使える高位の水メイジが居た事です。

 そして護衛に着くアルノーさんには、妹が居たのです。敵はこの妹に目をつけました。妹を拉致しギアスで洗脳、モンモランシ伯を裏切る様にせまったのです。

 ですが、アルノーさんは優秀で、妹がギアスにかかっている事を初見で見破ります。しかし敵に妹を人質にされ、捕まってしまいました。そしてアルノーさん自身も《制約》で洗脳されてしまいます。

 結果……アルノーさんは私達を殺そうとしたのです。

 アルノーさんは洗脳されていただけで、裏切り者でも敵でも無かったのです。そしてそんな人を私は


 …………コロシテシマッタ。


 激しい吐き気が私を襲います。いっその事本当に吐いてしまえば、楽だったのかも知れません。しかし更に、吐き気がする話が続きます。

 アルノーさんの妹は、死体で見つかったそうです。 

 死体は酷い有様で、何度も暴力を振われた跡があったそうです。それだけでなく、何度も性的に乱暴された跡もあったと言います。しかし母上はこの時だけ、私から目を少しだけ逸らしました。

(母上の態度からして、おそらく死体はもっと酷い状態だった。それも感覚がマヒして、私にそこまで話しても問題なく感じてしまう程に……)

 これで敵を追い詰める証拠が、いくつも出て来たのは皮肉としか言いようがありません。この事件の直後だけに、私が居なくなったと報を受け母上達は本気で焦ったそうです。使用人達の中に、ギアスで操られている者がいるのではないかと……。

(それが、あの判断ミスにつながってしまった訳ですね)






 ……この世界には、なんでこんなに腐った奴等が居るんだろう?
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ