第1章:王宮の戦士とヲタ少女
第2話:戦士の誇りと…
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る女なの!」
ぼ、冒険のプロ…
それは一体…
ライアンSIDE END
(バトランド地方・イムル村周辺)
マリーSIDE
ふっふっふっ…
ライアンちゃんてばキョトンとしちゃって!
でもねぇ…戦闘が始まる毎に、スライムやらエアラットやらに一撃貰っていたんじゃ効率が悪いのよ!
本人はアレで敵を引き付け、自分の間合いで攻撃しているつもりなのだろうけど…
その内、一撃が強烈な敵が現れだしたら、反撃するまもなく戦闘終了って事になりかねない。
お父さんやお兄ちゃん…能力は落ちるがアルルさん達の戦闘を見てきた所為か、ライアンちゃんが頼り無く見えてしまう…まだ序盤中の序盤だし、これからに期待すれば良いのだろうけど…
「冒険のプロ…その方は戦闘に関してもプロ級なのであろうか?」
「そうよー…私のお父さんの事だけど、そりゃもう超強いからね!強すぎて大魔王が泣いて逃げたもん!」
まぁ正確には“不死身を捨てて、直ぐにトドメを刺してくれる方へ逃げた”だけどね。
「何とそんなに…お父上と言う事は、マリーと共にこの時代へ参られているのかな?」
お?さっきまでちょっと不愉快そうな顔をしていたのに、強い人が居ると聞いただけで目を輝かせ出したわ。
単純よね〜…“戦士”とか“剣士”とかって、強いヤツが居るって分かると直ぐ戦いたがる…きっと今のライアンちゃんも、そんな気持ちで溢れかえってるんでしょうね。
「では、そのお父上に会い手合わせをして頂かねばなるまいな!」
ほ〜ら〜ね〜!(笑)
思考回路が単純すぎー!
「あははははは、ライアンちゃん単純すぎー!ちょ〜うける〜!」
「むう…マリー、何が可笑しい!私は真剣なんだぞ!」
やだ〜…ライアンちゃん、ちょっぴりご立腹!?
「ごめんなさい…でもムリなのよね。ライアンちゃんのその願いは叶わないのよ(笑)」
「叶わない…?それはどういう意味だ、私では差がありすぎて相手にもされないとでも!?」
あ、いかん!笑いすぎたか?目が超マジだ!
「う〜ん…違うのよライアンちゃん。あのね私のお父さんに、手合わせをお願いしても『え〜めんどくさ〜い!良いよ君の勝ちで…僕は弱いから、やる必要ないでしょ!』と言って絶対に手合わせしてくれないのよ」
「な、何と…それは…言ってはなんだが腰抜けではないか!?」
「………ライアンさん……ライアンさんは私のお父さんの事を何も知らないだろうから、今回は我慢します………でも、二度と侮辱をしないでください!お父さんは強くて、格好良くて、面白くて、頼りになって、本当に凄い人なんです!」
気付くと今度は私が怒っていた。
「私は目の前でお父さんの凄いところを見てきたんです!あの人は“名”より“実”を取る人なんです…だから、どちらが
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