スーパーロボット大戦OGs
0093話
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シロガネの行動を予想出来なかったのだろう。
実戦経験の少なさ……というよりは、スレイ個人の問題だな。勿体ない。素質だけで言えば相当のものを持っているんだが。
「カリオン、出撃しました」
量産型Wの報告に頷き、獲物との駆け引きへと意識を集中する。
それから10分程たち、索敵担当の量産型Wからの報告が入る。
「まもなく目標が戦闘エリア内に侵入します」
「ここまでは予定通り、か。スレイ少尉はどうしている?」
「大人しく後方警戒任務をしています」
「ふむ、ヴィンデルの言う通り、バン大佐からの命令でこちらの行動を見張っていると見るべきだな。W16、突入艇で待機していろ。そろそろフェイズ3だ」
「了解しました」
ブリッジの隅でこちらの邪魔にならないように待機していたエキドナが、数人の量産型Wを連れてブリッジを出て行く。残りは既に格納庫で待機しているのだろう。
「来ました、シロガネです」
「良し。一度反転し、地対空ミサイルを撃ち込め。その後再度反転して後退。敵を引きつけろ」
こちらの命令通り地対空ミサイルがシロガネへと撃ち込まれるが、シロガネの展開しているEフィールドにより殆どの攻撃が無効化されている。
それを確認してからライノセラスを再度反転し、後退を開始する。
「よし。これで奴は俺達がシロガネを誘き寄せるのが目的だと判断する筈だ。そしてその隙にハガネを狙う為に逃げに徹する、という風にな」
シロガネの艦長であるリーが優秀だからこそ陥った落とし穴。まさに策士策に溺れるという奴だ。
案の定、今まで以上に熾烈に攻撃を仕掛けて来る。シロガネから撃ち込まれた連装副砲がライノセラスの周囲を吹き飛ばすが、操舵しているのは量産型Wだ。そんな事で動揺はしない。
「フェイズ4に移行だ。俺はグロウセイヴァーで出撃する。同時にエルアインスや量産型ゲシュペンストMk-Uを展開。なるべく威力を絞った武器で敵を攻撃しろ。そうすればEフィールドを解除して主砲を撃ってくる筈だ」
「了解」
量産型Wへと命令をして、そのまま格納庫へと行きグロウセイヴァーで出撃する。同時に計10機の量産型ゲシュペンストMk-Uとエルアインスも出撃し、シロガネに向かってスプリットミサイルやG・レールガンを撃ち込む。
十数発の攻撃が命中するが、Eフィールドに無効化され続けている。そしてついに主砲で一掃する事にしたのか、Eフィールドが解除された。
「今だ、T-LINKシステム、フルコンタクト。ファントム!」
グロウセイヴァーから放たれた20機のファントムが、レーザーブレードを展開してシロガネの主砲のある位置からEフィールド内へと潜り込む。
「シロガネを喰らえ、ファントム!」
20機のファントムは俺の意思
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