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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-3 actuality
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、男がクラスの代表になるのは納得が出来ないようだ。そのうえ、同じ島国であるのに日本を非難し、挙句の果てには男を極東の猿扱い。
男をそうやって差別するのはまだいい。それが今の風潮だから、女尊男卑。
だが、ISを開発したのは日本人である。篠ノ之束。
今のセシリアの発言はイギリスの発言ともとられてしまう。なぜなら、国家代表候補生だから。
候補生ながら国を背負っているのだ。これでは外交問題までに発展してしまう。
織斑一夏は世界最強を姉に持つ一般人である。そう、ただの一般人である。
ただの一般人がイギリス――――一国を非難しようが一一般人の意見として扱われる。
だが――――国家代表候補となると話は別である。
それを知ってか知らずか……織斑先生は止めようとしない。
それどころかセシリアを面白そうに見ている。
さらに一夏とセシリアの話が麗矢にまで飛び火してきた。
どうすれば辞退できるか、そればかりを考えていたが……それは無理であった。
二人で納得して、一人が納得できないまま織斑先生がまとめた。
「では、クラス代表決定戦を来週の月曜日に第三アリーナで行う。出場者は織斑一夏、セシリア・オルコット、夜神鳥麗矢の三人だ。各自準備するように。それでは授業に入る」
――――ああ、そんな……
麗矢は千冬の性格を分かっているため諦めつつも目立たたないようにしようと決めていた。
それが叶うかは別としておく。
◯
そのあとの授業は憂鬱になりながらも何とかこなした。そして麗矢が待ち望んだ放課後である。
麗矢は教室にいた。まだ寮の部屋番号を教えてもらっていなかったためである。一夏も当然のごとくいる。何かと話しかけてくるが――――基本的には無視である。これでも諦めずに話しかけてきたが。
そこへ副担任である山田真耶が教室に入ってきた。
「織斑君。これが寮のカギです。はい、麗矢君にも。」
真耶が一夏と麗矢にカギを手渡す。麗矢の部屋番号は『2061号室』である。
「では、私はこれで。さようなら。」
麗矢はそっけなく挨拶をし、教室を静かに出ていく。真耶にも有無を言わせないように急ぎ出て行った。麗矢の後ろで「道草はしないでくださいねー。」と聞こえたが、麗矢はすたすたと去っていった。
一夏は悲しそうであったが麗矢には関係がなかった。
校舎から出て五分。道草をすることもなく寮へと着いた麗矢。部屋も苦労することなく見つけることが出来た。
――コンコン
まずはノックで中に人がいるか確かめる。――――返事はない。
鍵を開けて部屋の中へ、ベットにいる気配はない。
安心し
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