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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十四話 石破天驚拳!師弟の最終奥義
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とを」
「だってさ」
それでも彼は言う。
「あの人だから」
「何でそんなに説得力があるのよ」
アスカとしてもほぼ同感であった。だから言うに言えなかったのだ。
「けれどこのままじゃあの変態爺さんの相手だし」
「まずいね」
「クッ、こんな時に!」
それはドモンもわかっていた。苦い声を出す。
「だが!ならば!」
それはそれで潰すつもりであった。着地と同時に蹴りを出そうとする。
「やってやる!」
「待てドモン!」
しかしマスターアジアは彼に対して言う。
「何だ!」
「何を呆けておるかっ!」
彼はいきなりドモンを叱ってきた。
「何だとっ!?」
「あれ程近くまで敵の接近を許すとは未熟千万!」
そう叱る。叱ると共にダークネスフィンガーをデスアーミー達に放った。
「散れぃっ!」
それで彼等を一掃する。有無を言わさぬ攻撃であった。
「どういうことだ」
ドモンは着地してからマスターアジアに対して問うた。
「東方不敗、何故俺を助けた」
「知れたこと」
マスターアジアもまた着地していた。腕を組み立ち不敵に笑って言う。
「御前を倒すのはこのわしだからだ!」
「デスアーミー程度!」
「聞け!」
だがマスターアジアは彼に対して言う。
「覚えているか、ドモン」
そしてさらに言葉を続ける。
「以前にもこんなことがあった。・・・・・・そう、そしてあの時も」
彼は言う。
「この流派東方不敗最終奥義を放ったはず!」
「流派東方不敗・・・・・・」
ドモンもその言葉を呟く。
「最終奥義・・・・・・そうだ、その名を!」
「石破天驚拳!」
マスターアジアはその技の名を出した。
「知っている筈だ!」
「知っている!だが何故今それを!」
「遂にこの技だけは御前に伝えられなかった」
「それがどうした!」
「御前はあの頃からまるで変わっておらん」
マスターはさらに言う。ドモンを見据えながら。
「目先のことに捕らわれすぐに心を乱し、そして一番大切なことを見失う・」
「覚えている、覚えているぞ」
ドモンはその言葉を聞くうちにあの遠い日々のことを思い出していた。
「修行の旅の途中、師匠とはぐれた俺は狼の大群に囲まれてしまった」
彼の修行時代には様々なことがあった。その中の一つであった。
「あの時俺は狼に恐怖し何もできなかった」
今となればそれも遠い昔である。だがその時。
「そしてその時俺を救ってくれたのが・・・・・・石破天驚拳!」
「武闘家たる者一時たりとも拳から気を抜くでないわ」
マスターは彼に語り掛ける。今二人はあの時の師弟に戻っていた。
「でなければこの石破天驚拳、習得するなど夢のまた夢!」
「師匠・・・・・・」
「ドモン、今の地球を何と見る?」
彼はドモンに問うてきた。
「今の荒廃した地球
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