暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十三話 オーブ解放
[9/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はマーグの母艦が撤退した。それを見届けたシャピロはすぐに作戦の指揮に移った。
「いいか、無理に戦うことはない」
彼はマーグの言葉をそのまま軍に対して言った。
「いいな、撤退を優先させる」
無人機を出し有人のものは後方に下げる。自らも後方に退いていた。
そこにロンド=ベルが来た。既に戦闘態勢に入っている。
「よし、行くぞ!」
カガリが言う。ストライクルージュが先頭にいた。
「オーブ解放だ!そして次は宇宙だ!」
「あら」
マリューはその言葉を聞いてふと気付いた。
「カガリもちゃんと戦略を考えるようになったのね」
「ですね」
それにサイが頷く。彼等も将校になったのでそれが求められるようになったのだがサイはその中でもとりわけ戦略や戦力分析に秀でておりアークエンジェルの中では高い評価を受けているのである。
「意外ですけれど」
「うん、確かに凄く意外」
カズイがそれに応える。
「予想していなかったよ」
「そうよねえ」
ミリアリアが頷く。彼女も士官の膝までのスカートになっていた。
「あのカガリだから」
「意外とその素質があったってこと?」
トールの言葉はかなり失礼ではあった。
「これって」
「そうかも」
だがマリューはその言葉に頷いていた。やはりそうだとしか思えないからだ。
「あれで彼女は勘もいいから」
「勘がいいのはいいことです」
ノイマンがそれに述べる。
「それだけで大きく違うものですよ」
「そうね」
マリューはその言葉にも頷いてきた。
「戦争とかってそれで大きく変わるから」
「中には勘だけで戦争してるのもいるけれど」
「だからそれがカガリでしょ」
ミリアリアがトールに突っ込みを入れる。
「一応進歩はあるけれど。今みたいに」
「何かまだまだ進歩が必要みたいだよ」
カズイはまたしても身も蓋もない突込みを入れる。
「見ているとさ」
「けれどあれはあれでいいんじゃないかな」
サイは比較的温厚な評価を述べてきた。
「役に立ってるし、その勘も」
「そうかしら」
だがマリューはそれには首を傾げる。
「そういう時もあるけれど暴走もするし」
「何か私は言われ放題だな」
カガリはアークエンジェルのそんな会話を見てぼやく。
「また何でだ」
「それが人徳です」
クサナギからキサカが言ってきた。
「全てカガリ様の」
「この場合いい意味じゃないだろ」
「はい」
「はいって御前」
思わずキサカに突っ込みを入れる。
「幾ら何でもその言い方は」
「おい、カガリ」
だがここでキースが彼女に声をかけてきた。
「どうした?」
「そろそろ攻撃だぜ。宜しく頼むぜ」
「あ、ああ」
彼女はキースのその言葉に応える。そして構えを取る。
「じゃあやるか。皆、用意はいいな」
「了解、お姫様」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ