暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十九話 地獄元帥の陰謀
[10/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「全くです」
キサカがそれに同意する。
「カガリ様もこれからは」
「ああ、わかったわかった」
何か小言になりそうなのでそれを遮った。
「中々作るのも楽しいしな。どんどんやっていくぞ」
「けれどよ」
ここでまたシンが不用意なことを言った。
「男の料理みたいだな」4
「五月蝿い!」
またカガリがそれに反応してくる。
「御前は料理が作れるのか!」
「インスタントラーメン位は作れるさ!」
「そんなものは作ったとは言わん!」
「御前のこのシチューやステーキよりましだ!」
「まだ言うか!」
「まあまあ二人共」
そんな二人をキラが止める。
「って御前」
「いたのか」
二人はここでやっとキラの存在に気付いた。並んで彼に顔を向けるがその顔はキョトンとしたものであった。
「さっきからいたよ」
「悪い悪い、ついこいつの料理が酷くてな」
「こいつがあんまり馬鹿なもんなんでな」
「何ィ!?」
「何だとお!?」
二人はまたいがみ合いをはじめた。結局この二人の和解は何処かへ吹き飛んでしまっていた。
「まあそれはともかくだね」
ユウナはそんな二人を無視してキラに話しはじめた。
「今度の戦いは広島だね」
「はい」
キラはそれに答えた。
「まあまた激しい戦いになるだろうけれど」
「そうですね」
ミケーネも必死である。それは容易に想像がついた。
「また新しい戦力が参加してくれることになったよ」
「誰ですか!?それって」
「うん、彼に所縁のある娘もいるんだけれど」
そう言ってシンをチラリと見る。もうカガリと取っ組み合いの喧嘩に入っていた。
「今はねえ。言えないよね」
「止めないですか」
「見たまえキラ君」
キサカが彼に声をかける。
「いい月だ」
窓を指差している。だがそこに見えるのは太陽であった。そもそも月なぞあろう筈もない。
「それ何の漫画なんですか?」
「イガグリ君だが。知らないか」
「はあ、全然」
「ううむ、古典だからなあ」
「いや、僕も知りませんでしたよ」
アズラエルも首を傾げていた。
「ええと、ストップ!兄ちゃんなら知っていますが」
「また古い漫画ですな」
「いや、イガグリ君の方が古いのでは?」
「まあ確かに」
「何か凄く古い漫画の話みたいですね」
「僕は両方共知らないなあ」
趣味人のユウナですらそうであった。
「僕の守備範囲はどちらかというと石ノ森先生だからね」
「009はいいですよね」
「そうだよね。今でも充分読めるよ。ところでだね」
話を戻してきた。
「まあ彼は今あんな状況だし」
「御前やっぱり死ね!」
「何を!」
相変わらずカガリと喧嘩をしている。その時胸に触れた。
「あらっ」
「な・・・・・・!」
二人はその瞬間固まった。
「カガリ、御前」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ